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お誕生日パーティ

お兄様のお誕生日、もう豪華絢爛で、ビックリです。前世の記憶とのギャップで呆けていた私、仕方ないと思う、カラオケボックスのVIPルームのお誕生会って子供が主だったし。お兄様は確かに中心だけど、大人に囲まれて見えません❗


「お嬢様、貴族のパーティーでは沢山のルールがございます。お嬢様の時のために良くご覧になって下さいね。」


「クロエ、今日はお兄様にプレゼント渡せるのかな?」


「大丈夫でございますよ、ちゃんとご家族の時間もございます。」


「折角のお揃いコーデなのに。」


「最後に皆様揃ってお客様をお見送りしますので、楽しみでございますね。」


「そうなんだ。」なるほど、楽しみは後ですね。


「招待客の皆様お揃いです。まず旦那様のごあいさつです。」




遠い、マイクがある訳でもないし、邪魔にならないように端の席だし...

でもこれは、素敵女子観察のチャンスなのでは?


前世、父が社長と言えど庶民だったし、今世の素敵な女性って?子爵って上位貴族ではないけど、この規模のパーティーを見るに、我が家ってちゃんと貴族なのね~~


お~~素敵なドレス!!お~~素敵な髪型!!お~~素敵な仕草!!


「お嬢様、大丈夫でございますか?」


イケナイイケナイ...キョロキョロし過ぎで挙動不審でしたか。


「こんなに沢山の人を見るのはじめてだから」


「そうですね。旦那様も奥様も社交界で沢山の人脈をお持ちです。」


「そうなんだ。」


確かに、お母様っておっとりして見えるけど、いつもアドバイスは的確だし、所作もキレイで、食事の時はなるべく真似してるのよね。こんなに近くに素敵女子!!そう言えば、クロエも凄く所作がキレイで姿勢が良いし、声も落ち着いてて聞きやすいし...

参考にさせていただきます❗


「エミリア、こちらにいらっしゃい。」


「はい、お母様。」


「子供は子供同士の方が楽しいわよね。良ければエミリアも一緒に遊んで貰えるかしら?」



「はい、もちろんです。」



お~子供も沢山来てたのですね‼


「エミリアです。よろしくお願いします。」


「小さいのに、あいさつ出来てえらいぞ。」


イヤイヤ中身大人です。

「ありがとうございます。」ニコッ(笑)


「僕は、ラインハルト、よろしく。」







全員の名前、覚えた自分を褒めても良いですか?

侯爵家のラインハルトくん、同じく侯爵家のミハエルくん、伯爵家のトリスタンくん、クリストフくん、ビアンカちゃん、ソフィアちゃん、子爵家のケビンくん、ダニエルくん、キャロラインちゃん、男爵家のアインくん、パメラちゃん、リリスちゃん(双子姉)、アリスちゃん(双子妹)、以上。お兄様と同年代で学校に行く前からお友だちにって計らいですね!

ほうほう、ラインハルトくんとクリストフくんとパメラちゃん兄妹のお父様って、お父様の兄弟って親族でしたか、そう言えばクリストフくんとお兄様って似てるかも?長男同士ので優しい雰囲気とか色合いとか、年齢はクリストフくん、2才上で、ラインハルトくんとパメラちゃんがお兄様と同じ年、ラインハルトくん3人兄弟の末っ子で、元気な男の子って感じ、みんな素直で良い子だわ~~

かくれんぼって楽しいわよね‼お兄様、もう池には近づきませんよ?中身大人ですよ?



目一杯遊んでしまった私、、張り切ってお見送りで愛嬌を振り撒いたまでは良かったものの、

いざ家族の時間の晩餐前に眠くなり、お兄様に翌日プレゼント券を渡すことに!?く~~一生の不覚~~


お兄様、喜んでくれました、マジ天使。中身オバチャンですが何か?





(転生の条件って特に無くって100年に一人ランダムに選ばれるけど、キレイな魂が選ばれるのよ~宝くじ10億円当てるより難しいだからね~ by女神)



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