素敵女子
素敵女子...
前世の素敵な女性のイメージだと、仕事と家庭を両立していて笑顔が似合う自然体で充実した生活を送ってるとか、田舎でスローライフを送って健康的な笑顔が輝いているとか、笑顔が輝いていて、一緒にいるとその場所が心地よく感じる空間に出来ちゃう才能みたいな?...イヤイヤ、つい55才の思考になってしまった。
子供のころってどうだったのかな?
学生時代までは、まあ幸せに過ごせてたけど、大人になって後悔したこと...。
もっとちゃんと先生の言葉を聞いて勉強するべきだったことと、折角ピアノ買ってもらったのに途中で挫折してしまったこと、まだまだ後悔はたくさんあるけど、勉強って知識だけじゃなく、その過程で学ぶための生活環境、時間の使い方とか、効率の良い方法を考えたりすることも大切だったって今なら分かる。
一夜漬けで適当に点数だけ稼いで、適当に過ごしてた...今だから分かる、流されて楽な方ばかり選んでたから、晩年?後悔ばかり...イケナイイケナイ..
「お嬢様、大丈夫でございますか?」
はっ!!クロエに髪を整えてもらっているのに百面相(苦笑)
「ありがとう、クロエ、今日のお兄様のお誕生日プレゼント、喜んで貰えるかな?」
「とても面白いアイデアで、きっと喜んでいただけると思います。」
「そうかな。何をお願いされるか楽しみで、喜んで貰えるように、歌とピアノの練習をしたの、3つのお願いに全力で頑張らないと❗」
「お嬢様の、お気持ちだけでも喜んでいただけますよ。」
お兄様の誕生日、イヤイヤ予想外な規模で驚きです、、、
「クロエ、すごくたくさんのお客様なんだね?」
「お嬢様、7才の誕生日は、16才の成人を祝う誕生日に次ぐ記念の日で、司祭様をお招きして、祝福の儀を行うので、親族の方々が揃われるのですよ、」
「祝福の儀って?」
「儀式は15分くらいで終わりますよ、お行儀良くしていてくださいね。さあ、新しいドレスに着替えて、髪をドレスとお揃いのリボンで編み込んで...」
「そんなに着飾るの⁉」
「もちろんでございます。」
「3ヶ月くらい前に採寸して、お母様とドレスを決めたのって今日のためのだったのね‼」
「はい、お母様とお揃いコーデ?にしたいとお嬢様が仰った時は、背伸びがしたいと思って微笑ましと思って居りましたが、シンプルに色合いだけ揃えるだけでもとても統一感が出て素敵でございますね。」
「お父様とお兄様もお揃いコーデで、すごく楽しみなの❗」
「4人並ばれると素敵でしょうね。お嬢様の近くに控えて拝見出来るので楽しみでございます。」
フフ...お揃いコーデ、前世で憧れてたのよね~~ダサくても良い!
でも今世、ちょっとコスプレ感覚で、つい調子にのって我儘を言ったら、ドレスのデザイナーさんが、すごく良いアイデアってノリノリで、想像以上のクオリティーって、さすがプロ⁉
結果、すごく素敵に出来て、大満足。
さて、お披露目です。