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ミーティアライトのいたずらよ  作者: ヒジカタアルジ
1年目~5年目
5/19

5話 出来る事、出来た事。後編

次くらいは、百合子目線で出来たらいいな。

左側は老人に肩を預けているので、無我夢中で右手を出す。


昔から知っていたかのような感覚で掌を相手にかざしながら、


「か、風!」心で思うだけでもよかったが、声に出てた。


イメージだと、数メートル吹っ飛んでる予定だったが、ちょっと後ろにふらついた程度だった。


それだけでじゅうぶんだった。


追いついた百合子のハイキックがトカゲ女の顔に直撃し、倒れた。


よくわからない感覚はさておき、今は、安全の確保。


「さぁ、今のうちに、車まで行こう、話はそこで。」


車と飼い猫のモチは無事だった、呑気に顔を洗ってた。


車に乗り込んで、互いに自己紹介をした、老人はジゴロウと言って、さっきの道場の師範だった、人間のままだ。


ユキはジゴロウの孫娘12歳、半獣人でいいのかな、シンイチさんは完全な狼男だった。牛の角の人やユキは人の顔を維持してる。


軍事駐屯地まで近い、車は畦道を走る。運転しながら百合子が思い出したかのように言う。


「私もさっきの不思議な能力が使えるかも知れません、火の感覚があるんですが、燃えそうなので使っていません。」


「僕も、風だけじゃなく、火もある、それに氷と、石なのかな?土の属性の感覚がある、さっきは一番安全そうな風を使ってみたんだ。」


特殊な能力に目覚めた人、獣人や半獣人、理性のなくなった人、変化のない人。


まだまだわからない事だらけだ。


出来ない事や出来なかった事を悔やんでいられない。


軍事駐屯地に近づいてきた、周りが畑なので、防犯として見晴らしがいいし、食料も調達しやすいかもしれない。


門付近に誰かがいる。


そうか、見晴らしがいいんだから、車が来れば警戒されるのは当然だ。


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