質量
今回ちょいドロドロっぽい話ですね、、、
私もイライラしながら執筆しました、、ww
怒涛の受験期を乗り越え、
私は高校生になった。
中学生の時と同じようになるのは絶対に避けたい。
入学式当日から周りの子にたくさん話しかけた。うちのクラスは比較的明るい子が多く、話しかけやすかった。
女子が多いクラスだが、これならなんとかやっていけそうだと安堵したと同時に、
心に穴が空いたかのように何かが足りない感覚に襲われた。
その夜
ケータイの通知音がなった。
中学2年の時に同じクラスで、違う学科ではあるが高校も同じになったB男君からだった。
「お互い同じ高校で頑張ろうな!」
という内容のものだった。
私も、「頑張ろうね!」と返した。
それで会話は終了したと思った。だけど、
「中学から一緒だから、これからの分も考えたら、6年一緒になるな(笑)」
とB男君は続けた。
「そういうことになるね〜(笑)」
中学時代、同じクラスではあったし、喋ったりもしたが、そこまで仲がよかった覚えはないので
早く会話を終わらせたくてテキトーに返事した。
するとB男君は、
「そんなに一緒にいることになるんだから、付き合わない?笑笑」
そう、言った。
「冗談でしょ笑 からかわないでー!笑笑」
「本当なのに…」
突然、B男君の文章から『笑』が消えて、嘘ではないことはわかった。
だけどやっぱり信用できなくて、そういうのは直接言って欲しいと言ってしまった。
木曜、放課後、
公園の隅に待ち合わせた。
B男君は時折ケータイをチラリと見ては、黙り込んで…を繰り返していた。
10数分かの長い長い時間をかけて、
「本当に好きだし…付き合いたいと思ってる…」
と言った。
その場で返事できるほど私は度胸のある人間じゃないので、考える時間をもらった。
帰りは2人で帰った。
B男君の家の近くに着いた時、B男君はこう言った。
「もうすぐ俺ん家着くんだけど、うち来る?親居ないし」
自分がどういう立場にある人間なのかわかっているのだろうか。
返事を保留にしている相手に対して言う言葉だろうか。
無性に腹が立ってきた。もちろん、丁寧にお断りした。
告白の返事も。
B男君がいつから私のことが好きかは知らない。
と言うか、高校が同じになって喋ったことのある女子が私しかおらず、
ただただ都合が良かったから告白してきたのではないか?
B男君が告白にかけた10数分より重いものを私は持っている。
心に空いた穴の正体。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
良かったら感想ください!!泣いて喜びます、、、!!!