ガーベラ
毎度長々とした文で申し訳ないです、、w
小説っぽくない文ですので、だらだら読んでいただけるとありがたいです!!
中学3年生になると、小学校で同じだったA子ちゃんと同じクラスになった。
A子ちゃんは昔から明るい性格で、運動ができ、みんなから愛されるタイプの女の子だった。
でも、私はそんなにA子ちゃんのことが好きではなかった。
小学生の時、
A子ちゃんのいるグループと私のいるグループとでちょっとした対立が起きた。
A子ちゃん側の子たちが、私たちの悪口を壁に書いたのだ。
A子ちゃんは書いてはいない。でも、見て見ぬふりをしていた。
中3の私はそれを鮮明に覚えていた。
『偽善』
その言葉が脳裏に漂ってしまっていた。
A子ちゃんは本当はもっと悪い人間なのではないか、と考えてしまう。
『八方美人』、『ぶりっこ』
頭の中が類義語でいっぱいになる。 最低だな。私は。
どうしてもA子ちゃんを嫌ってしまう。
本当は、A子ちゃんを敵視してしまう決定的な理由は他にあるのだ。
でもそれは考えるだけで怖いことなので、とても言えない。
ガーベラの花が好きだ。
花言葉は『自信』 華やかな花弁の軸は意外にも太く、しっかりとしている。
私が欲しているもの。
生徒会に入ったのもそのためだった。
自分の描いた絵に関しても、自信なんてものはなかった。
引き出しに溜まった紙たちは、罪悪感。
絵は描くことでいつでも寄り添ってくれるけど、必ずしも私にいい影響を与えているものとは言えなかった。
『彼って、A子ちゃんのことが好きらしいよー!』
『そうなんだ…』としか言えず、行動しようとしなかった。
無力で、非力。
こんな日も、とりあえず絵を描くしかなかった。
感想くださるととっても嬉しいです!!!!!