戦場
前作の短編の続きです。
これから連載していく予定です。
純文学というよりかは、随筆に近いです。ダラダラと書いていきます。
よろしくお願いします。
中学校。
それは戦場だった。
中学2年生の後半頃、人間不信になった。
仲が良かった友達はいたが、陰で嘲笑っているのではないか、
例のグループと実はグルでわざと私と仲良くしているのではないか、
と悪いことばかり考えてしまい距離を置いてしまった。
始めはこれがいじめだなんて思っていなかった。
しかし、次第に自分の心も体も蝕まれていくのを感じ、
あぁ、これが『いじめ』なのだと。
痛感した。
それから解決するまでは遅くはなかった。
例のグループも遊び半分だったのだろう。
こんなことがあった時期に、絵は私の大いなる『救い』となった。
私は感化されやすかった。
音楽を聞いては絵を描き、を繰り返した。
一番酷かった時では食欲でさえも昇華し、食べられない悲しみを、
本当のことを誰にも言えない孤独感を紙にぶつけた。
絵はいつでも私に寄り添ってくれた。
他の誰よりも。
今振り返ってみると、あの頃の私は絵を描いている事で
愛だとか恋だとかを探していたような、気がする。
結果的には、今実っている恋もこの時からずっと片思いだった。
私が彼と同性であれば、周りからとやかく言われることもなく
親友としてずっといれるのに、
と何度も思ったことがある。
受験を控えた中学2年生。
引き出しの中の絵と共に過去が溜まっていった。
いかがだったでしょうか?
改善点でもいいので感想をくださると泣いて喜びますので、
是非お願いします。