表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
58/309

2話

短い時間だったが、男とむつは二人だけの世界に居るかのように微笑みあっていた。先に我に返ったのは、むつだった。こほん、とわざとらしく咳ばらいをしてパイプ椅子に座った。


男も仕事中である事を思い出したのか、麦茶を置き終わると三人にそれぞれ名刺を渡した。西原 駿樹巡査と書かれている。


冬四郎は1番後ろの席に座り、篠田と西原はホワイトボードの前に立っている。


「えー、本日はお越し頂いてありがとうございます、私が篠田さんにご相談した所、よろず屋さんをご紹介して頂いたわけでして」


西原は緊張しているのか、何だか歯切れの悪い感じで話を始めた。


「どうお話したら良いものか…その、先週あたりからですが炎を纏った大きな車輪が国道で目撃されるようになりまして、私も通報を受けたりパトロールで見回って、本当に見たのですが…」


歯切れの悪さは、いまだに自分の目で見た事を信じられないから、なのかもしれない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ