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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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1話

「お噂以上に可愛らしい方に仕事の依頼をして良いんですか?」


デスクの方から、ガタンっと大きな物音がしたし、むつも思わず冬四郎と顔を見合わせていた。冬四郎は驚いたような笑ってるような不思議なをしていたし、むつは苦い物を食べたような顔をしていた。だが、篠田は真剣な様子で、山上を見ていた。


「大丈夫だ、かなりの腕がある」


山上は表情を変える事なく、重々しく頷いた。そんな山上を見て納得出来たのか、篠田は氷の溶けかかった麦茶を飲んだ。


「良かった。でしたら、是非お願いしたいのですが」


篠田は微笑みをむつに向けた。篠田が身を乗り出すようにすると、むつは少しばかり身を引いた。明らかに引いているが、篠田は気にした様子はない。もしかしたら、気付いていないのかもしれない。


だが、いつまでも引いているわけにもいかず、むつは表情を引き締め姿勢を正した。


「お話を聞いてみない事には何とも言えませんが…何があったのですか?」




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