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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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2話

颯介と祐斗は、涼しい車内で快適に目的地に向かっていた。長身の颯介は、座席をだいぶ下げてはいるが、今日は二人しか居ないので何も問題なかった。


「祐ちゃんは車とバイクならどっちの免許取りたい?」


ハンドルに手を添えているだけのようなリラックスした様子で運転する颯介が、前を向いたまま話しかけてきた。


「仕事でならどっちの方が良いんですか?」


「ここに就職するつもり?」


颯介のからかうような声に、祐斗は少しだけ悩むように首を傾げた。このまま就職出来るなら、就職活動をしなくて済むだろうし、楽だろうなと思った。


仕事は、まだまだ一人前とは言えないものの、出来る事も増えた…とも言い難いが、やり甲斐も感じていた。このまま、むつと颯介と社長と仕事をしていく。それは、祐斗の望んでいる事でもあるのかもしれない。


「そろそろ就職とかも考えないといけないもんね、ここも良いと思うけど外を見に行くのも良いと思うよ」


祐斗の心を読んでいるのか、颯介が言った。


「一ヶ所にいると、視野が狭くなっちゃうからね」


「湯野さんとむつさんも、ここ以外で仕事してたんですか?」


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