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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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1話

来客があるにも関わらず、嫌味ったらしい言い方に祐斗はドギマギした。横で仕事をしている颯介を見ると、肩を小刻みに揺らして笑いを堪えていた。


余程の事でもあったのだろうか。来客である宮前 冬四郎とその連れが来た時に、お茶を出しに行ったが素っ気なく、ろくに挨拶もせずに戻って来たのだ。


立ち上がった山上が、大袈裟に肩を竦めて溜め息を吐いていた。


「むつ、良いから来なさい」


名前で呼ばれたむつは、嫌そうな顔を隠す事もなくしぶしぶ立ち上がると奥にある、ソファーに向かっていった。


近付いてきたむつに、山上が小声で


「喧嘩中でも仕事は仕事だ」


と言うのを聞き、むつはいつものうっすらと笑みを浮かべた仕事用の顔に戻ると、来客に会釈をして山上の隣に大人しく座った。


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