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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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1話

「んー?ってか…といちゃんっランチメニュー頂戴よ」


呼ばれた戸井は、へらへらと笑いながらランチメニュー表を持ってきた。


「呑まないの?」


「呑まないの‼昼間よ、仕事よ」


メニュー表を交換するとむつは、ひらひらと手を振った。


「悩むなぁ…けどここは、鶏メニューが多いんだな」


「鶏がメインだもん」


ぽんっとおしぼりを潰して開けると、山上は汗をかいた顔を拭った。むつは、それを少しだけ羨ましそうに見ていた。


「私、決めたっ」


「何にすんの?」


「教えないもーん、社長は?」


「笹身だろ」


教えなかったむつの代わりに、冬四郎が小馬鹿にするように鼻をならして答えた。むつは、鼻の頭に皺を寄せて舌打ちした。


「笹身ですか、美味しそうですよね。私は…南蛮漬けにしようかな、山上さんと宮前君は?」



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