表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
276/309

6話

「あんた…あたしの式を通してあたしの力を吸い上げてるでしょ?」


『ようやくお気付きですか?』


「うん、あとあんた船なんだね。初めてだよ。船が付喪神になるなんてさ」


篠田は肩を揺らして笑っている。


「船だから、人を集めやすいんだね。成仏出来なかった人たちもここを拠り所に集まって来たんだろ?」


『正解です。けど、もうどうしもうもないんじゃありませんか?』


「どうもこうも、燃やしちゃえば良いよ。火は何もかも燃やし尽くして浄化してくれる」


篠田が笑みをしまった。急に走り出したかと思うと、祐斗の顔を思いっきり殴った。


「ぐっ…つ‼」


壁に身体をぶつけ、祐斗は呻きながらずるずると座り込んだ。


「祐斗君‼」


篠田は、祐斗を殴り付けた勢いをそのままに、片足に重心をかけたまま回し蹴りを颯介にくらわせた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ