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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「整理しよ。憶測でしかないけどね。この前みた水中生物?がきっとこれだよね」


むつが言うと祐斗が頷いた。


「あっちこっちから…ってより、霊に囲まれてる感じがするので、集合体がこれなんだと思います」


「って事は、昼間は霊としてあの洞窟の中で過ごして夕方辺りから出没か?」


颯介が言うと、二人は頷いた。


「ん?待ってむつさん、洞窟の奥の祠に札はりましたよね?ってなると、洞窟から出てきてるのとは別なんじゃ?」


「あ、そうだ…あん時、祐斗は霊に引っ張られたでしょ?何か視てないの?」


「何も視てないと思います」


「余計に訳分かんなくなった。とりあえず、俺たちは何かの腹の中で、こいつは俺たちを消化しようとした。…何でだと思う?」


「そりゃ糧にする為にでしょ」


むつが当たり前のような顔をしている。


「けど、こいつって生き物じゃないはずですよ…霊の栄養って」


「霊の栄養は霊、かな?」



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