表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
242/309

6話

腰の辺りまで浸かると、するすると霊たちが絡み付いてくるのが分かった。そして、沖の方へとぐいぐいと引っ張られた。


「うぅ…気持ち悪い」


立ち止まりそうになった時、ぐいっと強く足を引っ張られむつはそのまま海水の中に倒れた。


「むっちゃ‼っつ‼」


「うっわぁぁあ」


颯介と祐斗も引っ張られたのか、バシャンっという水音が聞こえた。水中に引きずり込まれた三人は、それでもしっかりと手を握ったままだった。


引きずり込まれ、引っ張られるのに身を任せていたむつだったが、ふと息苦しさがない事に気付いた。ゆっくり目を開けてみると、三人の周りに霊が沢山集まりそこだけ周囲と隔離されているかのような空間になっていた。


腰の辺りまでは自分で水に入って行ったから、しっかり濡れてはいたが顔や髪の毛なんかは水分を含んでいない。そして、呼吸もしっかり出来ていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ