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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
222/309

5話

むつが下のロビーに行くと、すでに全員揃っていた。また、ビリになってしまった。


「遅くなってすみません」


「さっきよりは顔色良さそうだね」


篠田はこれから片車輪を捕まえられるという事に、わくわくしているのか上機嫌だった。


「あ、はい…まぁ」


むつは疲れたように笑い、祐斗の肩をぽんっと叩いた。祐斗は、どいうい意味なのか分からず困惑気味だった。


「むつ、場所決めたぞ」


西原の声に振り向いた時に、冬四郎と目が合った。だが、むつは気付かないようなふりをして西原に視線を向けた。


「行こうか、けどお前バイク止めとけ。疲れてるだろうしな、何かあった時にまた面倒だ」


「酷いなぁ、何回もへましないって」


「むっちゃん、今日は西原さんの言う通りにして。俺の車に乗りなさい」


颯介に言われると反論出来ないのか、むつは黙って颯介の車に乗った。


「むつさん、もう大丈夫ですか?」


後部座席に乗り込んだ祐斗が、心配そうに身を乗り出してきた。むつは、笑って頷いた。


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