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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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4話

「誰か居ますね、人間じゃないです」


「ってなるとあの神社の主かな、さっきは鳥居に掴まれたのに出来なかった…近付くなって事か?」


颯介の顔が、だんだんと険しいものになっていく。どう考えてみても良い状況ではない事は、祐斗にも分かっていてどうしたらいいのか分からず不安そうだった。


「無遠慮に覗いたりしたから主を怒らせたのか?…それとむっちゃんが消えた事は関係してる、と思っていいだろうね」


「そんな…これから、どうしますか?」


「祐斗君はここに、俺はもう1度潜ってみる」


颯介はゴーグルの位置を直して再び、潜ろうとした。すると祐斗がその腕を掴んで止めた。


「俺も行きます」


祐斗の意外にも迷いのない真っ直ぐな視線を受け、颯介はふっと笑った。そして、祐斗の手を取ると潜った。


何度となく潜っているせいか、そろそろ潜水するのも疲れているはずだが、颯介にはそんな素振りはなかった。





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