表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
148/309

4話

「ってか、むっちゃん目腫れてる?」


颯介にそう指摘されたむつは、恥ずかしそうに伏し目がちに顔を下げた。


「だから、あんま顔見ないで。アイライン引いたんだけど誤魔化しきれなかった」


颯介と祐斗が面白がって、むつの顔を見ようと覗きこんだりすると、祐斗だけがむつからデコピンを貰っていた。


「そんな事より眼鏡がない」


「昨日、どっかで落としたんじゃないか?」


冬四郎はつまらなそうに頬杖をついていた。むつが顔を背けたり、上げない理由が別ったは良いが、何となく納得出来なかった。


「そうかなぁ…って事は仕事終わるまで眼鏡なしか」


「お前、目悪かったっけ?」


冬四郎は少しだけ身を乗り出して、むつの顔を見た。むつは固まったように動かなくなった。


「ん、まぁ…ね」


曖昧な答えに冬四郎は納得しなかったが、ふーんとだけ言った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ