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よろず屋-物の意思-  作者: 幹藤 あさ
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3話

むつはタバコを口にくわえたまま、目を閉じた。周囲に特には変わった様子は無さそうだった。


『むつさん、篠田です。出ました』


「追えますか?」


『えぇ、宮前君の方に向かってます』


『宮前です、了解。注意します』


トランシーバー越しに車のエンジン音が聞こえてきた。篠田が車輪を追っているのだろう。


『速い、追えません』


「了解、深追いは禁物です。宮前さん、挟み込みましょう」


『了解、後方より確認』


むつは、灰皿にタバコを落とすとエンジンをかけた。


「西原先輩、あたしが居るポイントに移動を。颯介さん、西原先輩らの後方を」


『了解っす』


『分かった。むっちゃんも気を付けて』


「おっけ」


むつは眼鏡を外してヘルメットを被るとその上から、ゴーグルをはめて口元をスカーフで隠した。



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