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心髄

作者: 飲みかけの缶コーヒー

いうなれば老人なのだ


喧騒を避け、決して何かをするでもなく、家に篭る。


隣人が騒げば、やれ煩いだ、やれ懐かしいだと零すが、自身は書斎で独り。

書斎は彼の城だ、何人も彼に干渉しない。


聖域。

誰も彼に何も求めず。



趣味に傾倒し、と言っても決して一線を越えること無く。

無難に生きることを疑問に思いつつ他に選択肢がないのだからと言い訳をして。


想像力は豊かでも創造性に欠ける。


古き良き日々に思いを馳せ、現実を逃避する。


外聞には執着しない。

しているのだが、しない外聞を纏っているためそう見える。


なにも生み出さず、死にゆくだけの老体だ。


死んでからはただ墓の下に埋められて。


続編は無く、物語はそこで終わる。

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