第1話 皇帝からの任務
西暦は2000年。東の大陸に存在する「ダイニポン帝国」。ここでは国の覇権をめぐって魔界からの侵略者「魔族軍」と王国側の「人類軍」が戦争をくりかえしていた。
しかし互いの実力が拮抗し戦争に終わりが見えないことにしびれを切らしたダイニポン帝国の皇帝は、
魔族達の王「魔王・るしふぁ~★」を討つべく国中の勇者とか魔法使いとか剣士とか騎士とか戦士とか空手家とか柔道家とか農家とかレスリング選手とかサムライとかニンジャとかNEETとかなんかまあいろいろな強者たちを集め魔界に侵攻させました。
そして多くの犠牲を払いましたが、ついにひとりの勇者の手によって大魔王を討つことに成功する!
こうして24年にもおよぶ永きにわたる戦争は人類軍が勝利をおさめました。。。。
それから時は18年後へ進む・・・・・
そこはコンクリートでできた多くの高層ビル、多くの住宅街、そして街全体を包みこむように建てられている100メートル以上の巨大なコンクリートの壁。
ここはダイニポン帝国の帝都トッキョー。
総面積20万キロ。人口1300万人の住民が住むダイニポン帝国を代表する街である。そして街の中心にそびえ立つお城がある。
第88代目皇帝「コイズミ・アタロウ」が住むお城である。
お城にある謁見の間。玉座に座っている30代の男性、彼が皇帝コイズミ・アタロウである。
そして彼の前に紺色のスーツを着たメガネの女性が床に跪き頭をたれていた。
「おもてを上げい。魔術師イイヅカ・マホよ。」
「はい」
皇帝がそう言うと女性…イイヅカ・マホは顔をメガネを皇帝の方に向ける。
「皇帝陛下、私にお話とはなんでしょうか?」
「うむ、実はな我が王宮につかえる占い師が近々18年前に倒した【魔王・るしふぁ~★】が復活すると告げておるのだ…」
「えっ?」
皇帝の発言に耳を疑うイイヅカ・マホ
「それは本当ですか?陛下?」
「ああ。我が占い師の的中率は78%もあるからな。」
(残りの22%は………?)
微妙な数字の的中率にイイヅカ・マホは疑惑をおぼえる
「ですが、【魔王・るしふぁ~★】はあの伝説最強の勇者タチバナ・ヒカルが倒したんですよね?どうして…?」
「さてな我も先代の皇帝から話を聞いただけで魔王の最期はどうなったのか知らぬ。そこでお主に頼みがあるのだ。」
「頼み…ですか?」
「うむ、お主には今から伝説最強の勇者タチバナ・ヒカルのもとに行き詳しい事情とそして今一度魔王討伐のために力を貸して貰えぬか訪ねに行ってきてほしいのだ。」
「なるほど…しかしなぜわたしに?」
「いやお主の上司に"使いだせるものはおるか”と聞いたらお主を指名してきたのでな。とても優秀な部下だと言って…」
「 ユ ウ シュ ウ !まあたしかに私は自分で言うのもなんですが、魔術課の中でもかーなーり優秀だと自負してますし!でも最近なかなか私に大きな仕事がまわってこないな~と疑問に思っていたのですが…なるほど!なるほど!きっと上司はこの仕事を私に任せるために今までスケジュールを確保しておいてくれたってことですね!上司が私を指名されたのも私なら大丈夫だろうという最大の期待と信頼を寄せてくれているからだと思いますし!あとこれは自慢話に聞こえるかもしれませんが、私あの超一流魔術学校を推薦で入学し学校では生徒会長を務めそのうえ主席で卒業したまさにエリート中のエリート!世間的に言えば ”勝 ち 組 ”ですしですし…………………」
「……………………………………………………………………………………………………………。」
皇帝はドン引きしていた。そして同時に彼女の上司が言っていたことを思い出す。
『イイヅカは た し か に 魔術に関しては優秀なのですが、その…性格に難があるといいますか…ちょっぴり自信過剰なとこもあったりなかったり…でして……ハハッ』
などとぶつぶつ言っていたが、要は魔術師部隊でも彼女はちょっと扱いづらいので使いに出してしばらく遠ざけておきたいのだろうと察した。
(まったく面倒なのをよこしおって…)
「そう!あれは私が幼少時のことでした。私の家系は代々魔術師の一族なのですが祖母の魔術の実験に付き合っていたことがあるのですが……。」
(まだしゃべってたんかい!?)
皇帝は更にドン引きした。。。。。
はじめまして!白葉A・Oと申します!
前から興味のあった小説を書いてみました。
どうぞよろしくお願いいたします!