幸せな未来に 折原栞
光を求めて 暗闇を彷徨っていたの
偽りの自分を 纏ったままで
翼を授けて 神様は去って行ったの
自分自身の力で 掴み取れとばかりに
新しい世界の前で 立ち尽くすだけの
弱者に私はなりたくないから
幸せな世界に 行くために神様に祈り続けるの
そんなんじゃ幸せはやってこないわ
祈っていても 神様が与えるものは決まっているの
頑張る人への 幸せを作るヒントと
頑張らない人への 辛い現実よ それは知っているのでしょ?
悲しみの果てで 君に誓った大きな夢
本当の自分も 望んでいたの?
心を隠して 私は笑っていたわ
自分自身の心も もう分からないのよ
平和な世界はさあ 終わりにしましょう
友達ごっこは飽きた頃よね
幸せな未来に 隠された悲しくただ孤独な過去を
もう誰も知ることがないのでしょうね
幾度も越えた 長く長く寂しさに凍えた夜だって
頑張る君へと 近付く為のヒントなら
頑張らない私は 捨てて生きましょう それが出来るのかしらね?
幸せな未来に 生きるため神様に祈り続けるの
そんなんで幸せが来ると思っているの?
想い届けたのに 神様の答えはただ短く
『ごめんね』と呟いた だけだったわ
幸せな未来に 私は行きたいから
幸せな未来に 君と生きたいから
本当の私は消えて行って 偽りの私だけが残ったの
ああ 幸せな未来に