一輪の花
これからもがんばりますっ!
???「うわぁぁ!ややめてくれぇぇ!う・・うわぁぁぁ!」
グキッ!ゴッキィ・・・
サリオラ「これが神玉・・・フフフ・・一個目ですわ」
なぞの組織「サリオラ様!・・・」
サリオラ「なにごとじゃ?」
なぞの組織「セ・・セウスが動きはじめましたっ!・・」
サリオラ「ほう?・・じゃ今度は我を楽のしませてくれよ・・セウスよ・・」
時間が動き出す・・静かな風が俺の体を透き通る・・・
狐「ほんとか!人間!真か!人間!」
正人「ああ・・・」
正人(とは・・言ったものの・・)
セウス(どうする気ですか?・・・ま さ と さん・・)
正人(まあ・・まずは山狐に会いに行こう・・・)
狐「よしっ!ついてこい人間!」
正人「お、おう・・」
狐の尻尾がゆらゆら喜んでいるみたいだ・・何もできそうにない俺の未熟さが・・むかつく・・
狐は学校からけっこうはなれて・・森の中にはいていった・・
森の中には虫しかいないかのような・・静けさ・・
狐「ここだ!人間!」
正人「え?いやー冗談言われても・・ただ石の門に何もないじゃん!」
狐「まあその石の門とやらを通ってみい・・」
正人「ああ・・わかった・・」
俺が通った瞬間に世界見が変わったようだった・・・
ここは・・・神社のお屋敷みたいなところっぽい
狐「どうじゃ・・初体験だろ・・ここが西山神社の屋敷じゃ・・われわれ狐の最後の縄張りじゃ・・」
正人「最後?・・」
狐「そうじゃ我達は昔・・結構な総力を持っていた・・だがお前ら人間に・・我たちの縄張りを取られてしまい・・この屋敷以外住むところはない・・」
正人「そうかなんかわりぃ・・・」
狐「謝るな!我たちはこうして生きてる!・・」
狐はそういい悲しい目を見せ・・歩き出した・・
何だろう・・人間じゃない相手と話してるのに・・慣れているこの感覚・・
狐「ここじゃ!ここが山狐様の部屋じゃ・・礼儀はしっかりじゃ!」
正人「お、おう・・」
上の最後まで見えないふすま・・
ザザザー(ふすまの開く音・・)
正人「げっ!?」
俺は山狐様を前にしたとき言葉が出ないほどの・・・デカサ・・
身長=約10mある・・でかさ・・・
正人「お・・おれは!斉藤正人です!あなたの病気のことを聞いて!参りました!」
正人(こんなもんかな?・・)
山狐様「ほう?・・・キク・・なんで人間なんて招いたのじゃ・・」
キクはさっきの狐のことみたいだ・・
キク「いや・・・山狐様!きいてください!この人間はあのザウルの生まれ変わりです」
山狐様「なんじゃと?・・ホッホッホッホぉ・・奴とはよく交わし酒をよく飲んだのう・・ゴホッゴホッ」
キク「山狐様ッ!」
山狐様「大丈夫じゃ・・しかしあのザウルがこんなちっぽけな人間になったとはのう・・わらえるの~」
正人(なんかむかつく・・まあどうりでなんかあんま緊張しなかったわけだ・・)
山狐様「しかし・・あのザウルの生まれ変わりだとしても・・どうやって・・われのこの病気を治す?・・・」
正人「う・・それは・・考え中です・・」
山狐様「だろうの~我の病気は並みじゃない・・治せるのは3つの方法だけじゃ・・」
正人 キク「その方法とは!」「その方法とは何ですか山狐様?」
山狐様「まずは・・セウスの回復呪文・・はまず無理じゃろう・・」
山狐様「その次は・・人間のいけにえ・・・この方法は・・好きではないぞよ・・」
正人(セウスも言ってたな・・この方法は絶対やりたくない・・)
山狐様「最後は・・この山の奥の奥の奥にこうゆう噂がある・・・その場所には・・一輪の花
があると・・その花は何の病も治せるとゆう・・だがそこまで行ったことのある者は誰もいない・・・」
正人「でもそれしか・・ないんじゃないんですか?・・」
山狐様「そうだがこれは噂じゃ・・ほんとにあるとは限らん・・・」
キク「山狐様・・やっぱり’そこらへんの人間をつっかまえてきて・・いけにえに・・」
山狐様「キクっ!!何回言ったらわかる!わしはその方法は絶対にしないと・・我が死ぬことにしても・・もうこれ以上に狐と人間の間を悪くする気かっ!」
山狐様は大声でしかった・・怖いって思ったけど・・それ以上に正解だとも思った・・
キクは泣き出し始めた・・
キク「だぁって・・しくっ・・ぼ・・ぼくはっ!山狐様をこれ以上苦しめたくないっ!
人間の間を悪くしようとも!人間をいけにえにしようとも!・・あなたを苦しめたくないっ
あなただけが・・なにもなかった僕に餌をくれた・・育ててくれた・・優しくしてくれた・・
親同然です!っしくっそれなのに・・も・もうすきにしてくださいっ!」
キクは・・走りながらどっかいッた・・・
正人(キクの気持ちもわからなくはない・・・)
山狐様「キク・・・気にしないでもらいたい・・キクはいつも我のこととなると熱くなるのじゃ・・・もう・・我は長くない・・」
正人「ぼく・・いや・・俺がっ!一輪の花を取ってきます!・・この方法がやっぱりあたっています・・・だから・・いかせてくださいっ!」
山狐様「お前はいつも変わらないな・・人のことが大好きで・・こうゆうわしらもほっとけなくて・・かわっていない・・貴様はザウルのままじゃ・・これをもっていくがいい・・」
といって光っている黄緑色の玉をおれの手においてくれた・・・
正人「何ですか?これは・・」
山狐様「妖玉といって力が何倍にもみなぎる玉だ・・前のおぬしがザウルなら少しの力は引き出せるだろう・・」
正人「ザウルの力・・はいっ!わかりました・・」
おれはあるかどうかのわからない花を探しに行くこととなった・・・
たぶんこの屋敷の廊下をもっすぐ・・
正人「屋敷広すぎて!道わかんねーーー!」
キクの姿が見えた・・・
正人「キクっ!・・・」
キク「!?・・っておぬしか悪いな・・あんな姿見せちまって・・僕は・・山狐様のことが大好きでのう・・死なせたくはないんじゃ・・」
正人「立派じゃん!・・」
キク「え?・・・」
正人「あのお方の前であんなにいえるなら立派ジャン!・・おれも礼がしたい!だから泣かないでさ・・一緒に一輪の花、探しに行こうぜっ!」
キク「・・・お・・おまえ・・いいやつだな・・しくっ・・うん・・なくのやめる・・一緒に探しに行こう」
こうしておれとキクは一輪の花をさがす事となった・・・
たぶん・・前のおれならこんなこと一生言えなかっただろう・・セウスにあっておれは・・・
かわっちまったんだ・・・たぶん・・・
どうでしたか・・まっ!細かいことは気にせずがんばっていきたいです・・