神様2
あらすじ:神様と仲良くなりました。
はい、ふざけてはいません。間違ってもいません。
さて、私は結局、「結界」と「治癒」を特殊能力としてもらった。
カナちゃんが「魔法」と「剣技」を特殊能力として望んだって言うから、それに合わせて考えたのだ。
彼女が攻撃を一手と考えているのならば、私は防御を最強にしよう。
あ、なんか普通に元の世界にも帰れるらしいし、思うように神様の世界を縦断しよっと。
…使い方さえ変えれば、防御も攻撃に変化できるんだよ?
ふふふ、と暗い笑顔を神様に見せると、彼もなかなか良い笑顔を返してくれた。
「身体能力と魔力はほぼ勝手に上げてもらえるからな。ついでに言語スキルも完備だ。
あと、夜に寝る前に私を呼んで眠れば、私と話もできる。
もしスキルを増やしたければなんでも言ってくれ。…本当に私のせいで悪いな。」
「おやおや、随分と高待遇だね。嬉しいけどさ。」
神様ってのは、もっと居丈高で、傲慢で、我が儘で、はた迷惑なものだと考えていたんだけどね。認識を改めるよ。でも頭を下げるのはやりすぎだと思う。
「なに、お前ほど馬のあった者は今までにない。 二度と会えないのは寂しいではないか。」
「そうだね~。あ、けどカナちゃんはちょっと特殊なだけで、私の知り合いは結構気が合うかもよ?自分の存在を受け入れた人たちだし。」
「お前の存在を受け入れた、ではなく、恐らく彼らの存在をお前が受け入れたんだと思うぞ。お前は懐が広いようだからな。」
おかげで胸もでかいようだけどね。
自慢じゃないよ?迷惑だよ?肩痛いからね。
神様に理由を聞いたけど、そこは知らん。と答えられた。自然に決まっちゃうものらしい。
大抵胸の大きい女は度胸や懐が広いと言われているらしく、その関係でどうやら自分も懐が大きいらしい。
いいことだが、嬉しくないな。
「あ、そういえば最後に一つ。」
「なんだ?」
「神様って、何歳なの?口調からしたら結構年取ってる感じだけど。」
姿かたちが子供なんだよね。余り気にしてなかったから突っ込まなかったけど。
ちびっこの、約30センチ低くなった私よりも低い背丈。
黒というよりも少し青みがかった髪の色。このまま育つと、超美形になりそうだ。
流石神様。
「あぁ、そうだな。ふむ、どれくらい生きたか。ざっと…そうだな、八十兆年くらいか。
ようやく初めての世界を創れる年になった…と思ったら、いきなり突然変異だ。
どうやらまだまだ力不足だったようだな。」
苦笑する神様に、思わず頭が痛くなる。
う~ん、地球誕生って、いつだったっけ?
たしか億の単位だったと思うんだけど…私って、相当すごい人相手にしてる?
「…私の世界を作った神様は、何歳?」
「ん?精霊や魔法の無い、比較的不便なあの世界か。
私よりももちろん高齢で、見た目にもそろそろ二十になるくらいだった気がするぞ。
あー、何歳だったかな。
ふむ、余り人に知られていない単位まで話が飛ぶが、わかるか?
ちなみにお前達のいる地球はあの神にとって数度目の世界創造だった。」
頭痛がどんどんひどくなっていくので、もうここでやめて下さい。
「あ、うん、もういいや。
なんか神様って全体的に、人知を越えた生き物だって事がわかった気がする。
ちなみに最高齢は、見た目何歳?」
「…殺されたくはないからな。あの女神は…甘く見積もると、六十か。」
女の神様かぁ。
甘く見積もって六十。この神様の性格的には、結構幅を取るよなぁ。
大体、二十くらい若くみそうな気がする。つまり…八十いくのかな?
神様なんだし、きっとすごい美人さんなんだろうなぁ。年とっても美人は美人だよね。
「うん、だいたい情報はもらった。ありがと。」
「また聞きたければ呼び出せ。私はそんなに忙しい神でもないからな。」
「…そんなチート、使う場面になったら私泣く気がするよ。」
そんなセリフを捨て置いて、私は目をつむった。神様が何かを言ったが、聞き取れず、そして一瞬後。
ガヤガヤと騒がしい場所に、私は座っていた。
神様に協力を約束してもらいました。
それから、ようやく異世界にやってきました。これでプロローグは終了ですね。
あ、あと神様ネタは適当なので、あまり深読みしなくていいです。