神様
あらすじ:神様から詳しいお話を聞きました。
カミサマ呼びから、神様呼びに変化です。それなりに敬意を払った、という現れですが、分かりにくいにもほどがあります。
「ごめんなさい。神様のせいじゃなかったってわけだね?」
「…一応はな。元を正せば私のせいなので、何とも言えないが。」
「彼らを創ったから?まさか。そんな事で怒らないよ?で、どんな能力でも与えてくれるんだったよね。」
話を無理やり、強引に変える。まずは特殊能力が欲しいよね。異世界チートだーww
「あぁ、s」
頷くのを確認して、すぐにまた話を変える。
「よし。じゃあさ、もうちょっと状況を教えて。
あ、話を遮ったのはごめん。
こっちの世界の異世界テンプレは、大抵能力が決まったら世界からはじき出されるようなタイプが多いんだ。
だから最後に決めたい。いいかな?」
「…不安要素を無くしておきたいか?」
「対の勇者として、カナちゃんが召喚されているのならね。
全く赤の他人なら気にしなかったかも。あー、えっと、質問してもいいかな?」
「もちろんだ。なんでも質問してくれ。」
実は気がよくて、性格も悪い方じゃなかった神様が、気の良い返事をくれる。
それに一応礼を言って、まずは自分の身の回りを見回した。
「えっと、まず聞きたいのはね。なんか私、中学生っていうか、小学生ぐらいの背丈になってる気がするんだけど?なんで??」
元の身長が大体百六十だったはずなのだが、大分低い気がするんだよね。
「あぁ、そのことか。簡単なことだ。
私の作った世界は、少し特徴があってな。その姿はお前の精神を反映している。
…美人だぞ?」
思わず殴ろうと思ったことに勘づいたか。フォローに回ってきやがった。
「…うん、それは認めるよ。細いよね。」
「髪は水色、目は緑だ。水と木の属性らしいな。それにしても、お前の美しさは少し群を
抜いているぞ。
そういえば、カナと言ったか。あいつもだったな。」
感心したように言う神様に、もう怒りを通り越して疲れを感じた。背中がむずがゆい。
「……褒められるのには慣れてないんだ。美しいとか言うな。」
つまりは私の精神年齢は小学生か。
自分でも三年くらいずれていると思っていたが、ここまでとは。
あれ?…精神的に美しいって、どういう事なんだろうか。
「私、性格悪い自信だけはあったんだけどなぁ…」
微妙に落ち込む。
皆を良い人に仕立て上げて、裏で悪い人として蔑まれておくのがぶっちゃけ楽だったのに。こうなるとそうも言っていられなさそうだよ?
「精神に嘘は付けん。諦めろ。
あぁ、この先聞かれそうだから答えておくが、お前の連れは赤髪金目だ。
見事に対照的だな。人間たちもよくできた召喚式を作り上げたようだ。」
「対の勇者のお約束ってやつ?ってことは、本格的に能力も反対にしたほうがいいみたいだね。
そうだ、勇者様の保護者は?亜人は?獣耳とかいるのかな?」
「あぁ。私の世界は…あー、お前たちの世界で…なんといったか。
ふぁんたじぃだったかな。それにそっくりだ。
保護者、というのはお付きの者という意味かな?それなら、あちらに行ってから見たほうがいいだろう。面白いぞ。」
うわぁ、たのしそうww
なんか、性格が私と良く似た神様だよなぁ。どんどん好感度がアップしていくよw
自分の姿かたちの情報、ゲットだぜ。
あと、神様と仲良くなりました。
…ほんと、何やってんだろ、この子…