表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二人召喚!!  作者: 天流
プロローグ・物語の始まりの始まり
2/22

カミサマ

前回、光に飲み込まれた主人公、レナちゃん。

王道で行けばきっと召喚陣の上で目が覚めますね。ちがいますが。


このお話に王道を求めちゃいけません。


で?一体何の冗談なのかな、これは。


「お前に私の創造した世界を救ってもらいたい。」


神様と思しき人物が雲の上で私に偉そうに口をきいた。

おわれ。それか、夢なら覚めてくれ。


「自分が創った世界なら、自分でどうにかしろよ。」


呆れながら言ったセリフに、神は考え込むように顎に手を当てた。


「ふむ。口が悪いな、お前は。」


―――先の者は礼儀正しい少女だったのに。


小さくカミサマがつぶやいた言葉に頷きかけて、ふともう一度言葉を反芻した。

ちょっとまて。カミサマ、ちょっと待て。

会って数秒でいろいろツッコミどころが出てきたよ?

まずは一番大事そうなところから。


「礼儀正しい少女って…私のいた世界から?」

「そうだが。」


平然と頷いたカミサマは(殴りたい)それからすぐに首をかしげた。


「お前の知り合いだぞ?なぜそんなに性格が違う。」


知り合い?礼儀正しい知り合い、ねぇ。


…やばい、一人しか思い浮かばないよ?


カナちゃん。

本名、如月奏きさらぎ かなえは、物静かな、大人にも子供にも礼儀正しい女の子です…。

ぶっちゃけ、私の知り合いの中でもちょっと特殊なんだよ?あの子。


私の仲間たちの中に入れとけば洗脳されるかなーって思ってたら、逆に仲間たちを洗脳して、ある日「やばい、如月さんと普通に話せない!」と泣きつかれたし。

あれ~?君たち、私に勝手なあだ名をつけようとキャッキャしていた、迷惑な子だったはずなんだけどな~?それがなんで『如月さん』?なんて思ったのを覚えている。


それがまさか誘拐犯にも同じだったとは。あ、私相手には敬語外すんだけどさ。


「あ~…彼女、私の知り合いの中でも特殊なんでね…」


頭を抱えながらそういうと、言っておくが、と話を遮られた。


「…私はお前を誘拐した張本人ではないぞ。」


…ふむ?なるほど。なら話を聞こうか。


正座をした私に小さく驚いたカミサマは、懇切丁寧に私の事情を説明してくれた。


曰く、私はこれからカミサマが創った世界に召喚される。


曰く、そこには既にカナちゃんがいる。しかも対の勇者として。


曰く、突然変異で魔物が出来て、魔王もできちゃったので、倒して欲しい。


曰く、私には好きな能力を与えてくれる。


ちなみに、召喚云々は人間たちの独断らしく、カミサマは関与していないとのことだった。

失礼しちゃったなぁ…


神様と知り合いになりました。


何やってんでしょうね、この子。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ