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半分チートな絶対音域  作者: 逢沢 雪菜
二章 人生は巻き込まれる為に有る
9/21

◆九話

「謁見の準備が出来るまで暫くお待ちくださいませ」


 通された部屋で、侍女と思われる女の人にそう言われた。だから私、広い部屋は苦手なんだってば。


 さてと。謁見の準備とやらが終わるまでに、気になってる事の解決をしようか。


「……リディア」

「何?」

「…………怒ってる?」

「別に?」


 これって怒ってる人の答え方だよね!?


「私何かした!?」

「だってイキナリ出かけるから起きろは無くない!?」


 随分可愛い理由だなオイ。

 しかしここは素直に謝っておくべき。そう思って謝罪の言葉を投げかけた。


「ごめんね?」

「いーけどさ……」


 そして照れ臭そうに顔を赤くして膨れる。

 その仕種がまた子供っぽくて可愛い。


 リディアの様子を微笑ましく眺めていると、先程の侍女が再び部屋に現れた。


「謁見の準備が整いました。こちらにどうぞ」



 今更ながらに緊張してきちゃった……。


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