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半分チートな絶対音域  作者: 逢沢 雪菜
三章 異世界取扱説明書
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◆二十一話

 私が浮かべた最後の疑問。それは、もしかしたら“予言”以上に関係が親密で、原理さえも不明なあの一点。


「私の能力って何なの?」

「知るか」


 単刀直入に言ったら一刀両断されましたとさ。ここまでスパッと言われると逆に少し寂しいぞ。


 “私の能力”。まぁ、そう一概に言っても、二つの能力の根本が同じとは限らないのだが。恐らくフォルトは《リンク》しか知らないだろうし。


「そもそも、この世界で“能力”って、どんなんを差すの?」

「魔力を用いて行う事全般。大きく《魔術系》と《技術系》の二つに分けられる。《魔術系》はその名の通り、魔術・召喚術なんかがそっちに分類される。《技術系》は簡単に言えばその他。物質操作・移動が主だな」

「超能力的な?」

「どう解釈しても結構だが、お前が前に居た世界の言葉を使ったら俺達には通じないって事は覚えとけよ?」

「そうでした」


 そう、それがぶっちゃけ一番厄介なのだ。解釈を分かってもらえない。


 まぁ、何とかなるっしょ。今はとりあえず詰め込んだ大量の情報の所為で頭がパンクしそうだ。


「もういいか?」

「いー。っていうか、これ以上情報詰めたら破裂するわ」

「お前は破裂出来るのか」

「比喩じゃアフォ」


 それ以上は何も反論して来なかった。反論出来なかったのか、飽きたのか。



 どちらにせよ、もう説明は終わったのだ。頭の整理も兼ねて、今日は早く寝る事にしよう。


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