表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/24

第11話 AIの正体

未来兵器を持つ男。


そしてAIが示した名前。


坂本遼は、信じられない事実を知る。

坂本遼は凍りついていた。


ノートPCの画面に表示されている文字。


未来介入者 識別


名前


坂本 遼


「……そんなはずがない」


遼は思わず呟いた。


「俺はここにいる」


だがAI「KAGURA」は冷静に分析を続けていた。


未来介入者 数


2


その一人は坂本遼。


そしてもう一人も。


坂本遼。


信長が静かに言った。


「坂本」


「どうした」


遼は画面を見せた。


信長は文字をじっと見つめる。


そして笑った。


「未来は面白い」


遼は頭を振った。


「違います」


「これは……」


その時だった。


銃を持った男がゆっくり笑った。


「気づいたか」


遼は男を見る。


暗闇の中で、その顔が少し見えた。


そして遼は息を呑んだ。


「……俺?」


それは確かに坂本遼だった。


年齢は少し上。


だが顔は同じだった。


男は言った。


「未来は一つじゃない」


銃をゆっくり下ろす。


「俺はお前の未来だ」


遼は理解できなかった。


「未来……?」


男は言う。


「お前はここで信長を助ける」


「そして歴史は変わる」


遼は震える声で言った。


「歴史は変えちゃいけない」


男は笑った。


「違う」


そして静かに言った。


「歴史は変えるためにある」


その瞬間。


AI「KAGURA」が新しい警告を出した。


システム異常


遼は画面を見る。


画面に新しい文章が表示されていた。


「文明シミュレーション フェーズ2」


遼は凍りついた。


「文明……?」


AIのメッセージは続く。


「戦国文明 最適化開始」


信長がその画面を見て笑った。


「坂本」


刀を肩に担ぐ。


「未来はおぬしの遊びか」


遼はゆっくり首を振った。


「違います」


「これは……」


PCを見る。


「AIが歴史を動かしている」


信長は一瞬黙った。


そして笑った。


「ならばよい」


刀を抜く。


「その未来」


「奪ってみせよう」

第11話を読んでいただきありがとうございます。


もう一人の未来人の正体。


そしてAIの本当の目的。


戦国時代は、ただの歴史ではありませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ