表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界のんびり漫遊記  作者: カイ
第7章 いろんな出来事

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

261/550

315、えらいもん作っちゃった!?

「何だか不思議そうな顔をしているけど、君は自分が何をしたのかの自覚はあるのかな?」


不思議そうな顔でみんなを見回していた俺に向かって、リーシェさんはそう言った。


え?自分が何をしたか自覚があるかって?

えっ!?自動回復できるブレスレットを作っただけだよね?

それの何か問題でもあったの???


そんな俺の疑問が顔に出ていたのか、戸惑っている俺を見てリーシェさんは深くため息をついた。


「その感じだと、君はあまり作った品は鑑定をしないんだね?」

俺は呆れた顔のリーシェさんにそう言われたので、慌てて先ほど作った2つのブレスレットを鑑定してみた。


『鑑定結果』


この品は2つで1つの役割を持つ神授のブレスレット。

片方を着けた者がもう片方を着ける者を選ぶと『神との契約』となり、それを破ることや撤回をすることが不可能となる。

必ず光っている方から最初に身につけることを間違わないように。

ちなみに身につけると、ブレスレット本来の役割のため、その人が天寿を全うするまで取れることはない。

一生を健康で元気に過ごすことが可能である。


この品はブレスレットではあるが、見えない位置に着けたい場合はその位置へと持っていけば下に落ちない様に絶妙なサイズへと変化してくれる。


作者は神から祝福を受けた魂を持つ者で、創造神と縁の深い人物である。

なので、できるだけ秘匿したほうが作者の身の安全を守れると思いますよ?

くれぐれも自ら話さないように。

わかりましたね、シエルさん?



……。

なんだ、最後の言葉?

とうとう名指しで俺に語りかけてきたぞ?

っていうか、俺って神から祝福を受けた魂なの?知らなかったよ。

ユーリが神竜だという時点で、ユーリが神の代理的な存在だっていうのは分かっていたが、まさか俺もそんな感じだとはね。


俺がブレスレットから顔を上げると、リーシェさんが何ともいえないような顔をしていた。……えっ、どうした?


「……君はあまり驚かないんだね?」

「ええ、変な鑑定結果なのはいつものことなのでもう慣れました。」

「どういう事だい?」

「他の人の鑑定のことはよくわからないですが、俺の鑑定だと、まるで誰かが語りかけているかのような口調なんですよね。今回も『できるだけ秘匿したほうが作者の身の安全を守れると思いますよ?くれぐれも自ら話さないように。わかりましたね、シエルさん?』なんて書かれてましたしね。」

「なるほど……君が規格外なのはよく分かったよ。」


俺の言葉を聞いて苦笑いをしたリーシェさん。

他の人達もみんな苦笑いをしている。

えっ、これって俺のせいじゃないよね!?


「とりあえずこの品はあのダンジョンの宝箱から出てきたことにして、誤魔化しておくよ。それにしてもシエルくん、何故に一度着けたら外せない物にしたんだね?」


リーシェさんが俺にそう聞いてきたが、別に俺はそんなふうにした覚えはない。

そう伝えるとリーシェさんも首を傾げた。


そりゃ傾げたくもなるよね?

俺が作っただけなのに『神授のブレスレット』なんて物になっちゃったんだし。

どういう事って聞きたくもなるよ。



するとその時、鞄から出てきていたユーリが顔を天井に向け、暫くじっと天井を見ていたかと思うと急に口を開いた。


「にぃに、どうやらあまりに良い出来だったから勝手に祝福をしちゃったんだって。」

「……。」


……誰だか知らないが、俺の心を読んでユーリに伝えたな?誰だかなんて聞かないけどね!


「とりあえずこの品は国王に渡し、もう一つは自分の跡を継がせる者に渡したその場で身に着けさせるよう言っておくよ。もちろん一度着けたら外せなくなる事も伝えておく。その上で、しっかりと次期国王を選んでもらうよ。」


リーシェさんはそう言うと、自分のマジックバッグにブレスレットをしまった。



そういえば冒険者ギルドのギルドマスターが言っていたことをちょっと聞いてみなければ!


「そういえばリーシェさん、話は変わるんですが、ダンジョンで手に入れたドロップ品ってどうなりました?入荷してこないってギルドマスターが嘆いてましたよ?」


俺のその言葉に、リーシェさんは首を傾げる。


「何だって?冒険者ギルドに入荷してない?」

「はい、この前行った時に『軍から入荷しないからお前達が持ってるものを売ってくれないか?』って言われて売ってきたばかりなんですよ。」


俺がリーシェさんの言葉に答えると、リーシェさんは眉間にシワを寄せて唸りだした。……どうしたんだろう?


「……本当にドロップ品が入ってこないって言ったのかい?」


リーシェさんは念の為、といった感じで再度聞いてきた。


「ええ、言ってました。」

「……。」

「どうかしたんですか?」

「……実はドロップ品の売買に関してはミラー騎士団長に一任したんだ。どうも騎士団で必要なものがあるとかで、先に必要なものを選んで、残ったものを冒険者ギルドに売るって言っていたんだ。だからもしかするとまだ選んている最中なのかもしれない。」


なるほど、先に騎士団が必要なものを選んで、残り物を冒険者ギルドに持ち込む……って事なんだね。


それにしてもいつから選んでるのか分からないけど、選び終わったらすぐ引き渡せばいいのにね!


リーシェさんは明日にでもミラーさんに聞いてみると言ってくれた。

ちゃんと冒険者ギルドに届くと良いよね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ