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異世界のんびり漫遊記  作者: カイ
第6章 王都近くのダンジョン編〜

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312、リーシェさんの奥さんと長男にご対面!

リーシェさんの家の談話室に入ると、中にはエルフの女性と男性がソファーに座っていた。

……1人は奥さんだろうけど、もう1人は……誰?

なんとなくだがリーシェさんに似ているような?


「いらっしゃい。座ったままでごめんなさいね。」


ソファーに座っている女性が、俺たちにそう話しかけてきた。


「しょうがないだろ、母さんは朝からちょっとめまいがするって言ってたんだし、気にすることないよ。」


女性の対面に座っていた男性がそう言って、女性を気遣っている。……って、お母さん!?


俺たちはその言葉にかなり驚き、ソファーに座っている男性を見る。……どう見ても同年代にしか見えない。


リーシェさんはそんな俺たちを見て吹き出しそうな顔をする。


「そこまでの反応をするとは思わなかったな。ルーシェからは何も聞いてないのかい?あの子も薄情な子だなぁ。……なんて冗談はさておき、そこのソファーに座っている女性が私の妻で、名前をリオンと言うんだ。その向かいに座っているのが息子のレオン。君たちからみれば『ルーシェの兄』と言えば良いだろうか?」

「初めまして、レオンと言います。……もしかして、そこにいる銀髪の子はシエルくんかな?他の人達もスノーホワイトのメンバーなんでしょ?実はここ最近の父さんの話題は君たちの事ばかりなんだよ。だから特徴ですぐに分かったよ……って、あれ?他の2人は?」


リーシェさんの紹介の後に、自己紹介をしてくれたレオンさん。

そっか、リーシェさんのお兄さんなんだね!

それにしてもリーシェさん、一体どんな話を家族に聞かせていたんだろう……?


「僕はここにいるよ!」


そう元気な声でレオンさんに返答したのはユーリだ。

上半身を少しだけ出して、手を振っている。

それをぎょっとした顔で見ているレオンさん。

……そりゃあ初めて見れば驚くよね。


「……驚いたなぁ、その鞄時間停止の鞄じゃないんだね。てっきり冒険者だから獲物を入れる鞄かと思っていたよ。それは日用品とかを入れる鞄なんだね。……っていうか、何で弟を鞄に入れてるの?」


そう言って頷くレオンさん。

確かに使用状況を見ればその認識で間違いないんだけど、時間停止機能は付いている。

そして、ユーリを入れているのは学校の帰りだからだ。


「違うんだよ、レオン。あの鞄はちゃんと時間停止機能もついている。ついているんだけど……今、鞄から体を出している子が『特別』なんだ。あの子はシエルくんの弟ではなく、新しくこの世に誕生した『神竜』なんだよ。私は言わなかったかな?」


不思議そうな顔をしているレオンさんに、リーシェさんがそう言った。


「……そんなの聞いてないし、もしかして黙っていたのって、口止めされてたからなんじゃないの?」

「……。」


レオンさんのその言葉にハッとしたリーシェさんは、チラッとこちらを見た。……気づくの遅くない?


リッキーが苦笑いをしていると、リーシェさんは頭をかきながら「申し訳なかったね」と謝った。


「私もうっかりしていたよ。てっきり家族だから言った気でいたよ。そういえば君たちの関係は内緒だったね。……でも、家族に話すのもダメかな?だってほら、ルーシェも父さんも知っているんだし、ね?」


リーシェさんはそう言って「お願い!」ポーズで俺を見てくる。

俺がちらっとリッキーを見ると、リッキーは苦笑いして頷いた。じゃあOKって事でいいね!


「わかりました、じゃあこのお二人には話しても良いってことで。ただし、他の人はダメですよ?良いですね?」

「ああ、分かってる。父さんやルーシェが守ってきた事をそうやすやすと他人になんて話せるものか。」


リーシェさんはそう言って約束してくれた。……ちゃんと守ってね?



それからリーシェさんは俺が『落ち人』である事とスコットさん達が転生した存在であることを除いて、2人に話した。

もちろん俺が神竜のパートナーである事と、勇者候補であることも話したよ。


ある程度全てを聞いた2人は驚きを隠せなかったようで、開いた口が塞がらない様だ。


「父さん……本当にこの話は俺たちが聞いて良かったのだろうか?」


戸惑った表情でレオンさんがリーシェさんに聞いた。

そんなレオンさんにスコットさんが「大丈夫だ、そのくらいなら。」と言って安心させる。


「それにしてもやっと神竜様がご誕生なされたのね。これでこの世界は安定するわ。」


そんな事をリーシェさんの奥さんであるリオンさんが言った。

……安定?確かルーシェさんもそんな感じのことを言ってたね。


「不思議そうな顔をしているけど、エルフの里ではそう言い伝えられているんだよ。」

「そうそう。昔語りのように聞かされたわ。でも実際に先代の神竜様が亡くなられた以降は徐々に世界のあちこちで異常なことが起こったり、人々の心が荒んできているって聞いたわ。私達も若い頃冒険者をしていたけど、変わったって言っていたもの。なら、新しい神竜様が誕生して育っているならば、どんどん良くなっていくと思うわ。」


リーシェさんとリオンさんは2人ともそんな事を言う。


そっか、それならこれからこの世界はどんどん良くなっていくのかな?


そういえば……神聖法国も悪い女神が消えて新しい国に生まれ変わるらしいし、少なくてもあの国には影響はあると思うよ、直接的な関与があったけどね!

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