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異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜  作者: カイ
第1章 出会い〜旅の始まり

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20、森へ行こう!

何事もなく、森と街道の境目まで到着した。

ここまでで大体20分くらい。

ルーシェさんが街から30分くらいの場所でもオークが見つかったって言っていたから、ここから約10分ほど行ったところなのだろう。

思ったよりも意外と街に近い。

これでは巣の殲滅作戦が依頼されるわけだ。

俺はまだ戦い慣れてないから気をつけなければスコットさんたちの足を引っ張ってしまう。

気を引き締めていこう。


俺が1人気合を入れているとスコットさんたちに声をかけられる。


「そんなに気を張らなくても大丈夫だ。俺たちがついている。」

「そうよ〜、私たちスノーホワイトがついているんだから安心しなさいな。」

「シエルは俺と一緒に行動な!戦いながらいろいろ指導してやるよ。」

「そうですよ、怪我をしたらすぐに私のところに来てください。かなりの重症でもすぐに癒せますから。」


スコットさん達は俺を安心させるように口々に言う。

なんて心強いんだろう。

俺はそう思い、ニッコリと笑う。


「はい!なるべく足手まといにならないように頑張ります!」


それを聞いてスコットさんが俺の頭をグシャって撫でた。


「よし!皆、これから森に入る。気を引き締めて行くぞ!」

「「「「おうっ!(はいっ!)」」」」


それからみんな固まって森の中を進む。

スコットさんはルーシェさんに多数のオークが出た場所を記された地図をもらっていたようで、時々その地図を取り出しながら確認している。

俺には全然わからないけど、所々枝のところにいろいろな色のリボンが結んであるのに気づいた。

多分あれが道に迷わないようにする為の目印なんだろう。


それから地図を見ながら進むこと30分。

ここまでにもオークが10体ほど出たが、スコットさん達と俺によって瞬殺されている。

こうやって戦ってみると、やっぱり俺も強くなっているのが分かる。

最初の頃の街に着くまでの戦闘と今の俺の戦闘では明らかに動きや剣速に違いがある。

ステータスの違いでこんなに違うのかと驚いたほどだ。

でも剣ばかり使ってないで魔法も使ってスキルを上げないと偏ってしまうな。


そんなことを思いながら森の中を探索していると、リッキーさんがみんなに声をかけてきた。


「右前方の方から魔物ではなく人が近づいてきているようだ。少し警戒していてくれ。」


そう言われて俺はきょとんとしたが、その後リッキーさんに「たとえ人が近づいてきていても気を抜くなよ?味方だと思わせ油断させてから切りつけてくることもあるからな。」と言われてちょっとショックを受けた。

どうやらそんなことはよくある話だと言う。

この世界はやっぱり日本より物騒なんだなぁ。


それからしばらく歩いているとリッキーさんの言葉通り、右前方から冒険者らしき人達が来た。


「すまないがちょっと聞きたい。君たちはギルマスから頼まれて街に近づくオークを狩っている集団か?」


スコットさんがそう言うと、相手側のリーダーらしき人が返事をした。


「あぁ、俺たちはギルマスから頼まれてオーク狩りをしているCランクの『暁の星』だ。よろしく。」

「こちらはギルマスからオークの巣を駆除するように依頼されたBランクの『スノーホワイト』だ。よろしくな。」


お互いに軽く自己紹介をするとちょうどお昼時ということもあってみんなで交代で見張りながら昼食を取ることになった。


俺たちは街で買い込んできた屋台飯をそれぞれのマジックバッグから取り出した。

それを見て暁の星のメンバーたちは羨ましそうにしている。

自分たちは栄養がたっぷりだがまずい固形の保存食と水を取り出していたからだ。

…少しくらいなら分けてもいいかな?

俺がそう思った時、リッキーさんが耳打ちしてきた。


『分けようと思ってるんだろ?でも相手は人数がうちより多い。シエルはそんなに買い込んできていたのか?』


俺は頷くと同じく耳打ちして『はい、屋台の人に申し訳ないほどあちこちで買い込んできました。だから大丈夫ですよ!』と言うと、リッキーさんが呆れた顔をした。

そして『しょうがないなぁ〜。』と呟くと暁の星のメンバーに向かって声をかけた。


「うちらは街の屋台でいっぱい買い込んできたから、少し分けてやるよ。でもそのかわり好き嫌いは無しだぞ?」


すると暁の星のリーダーは嬉しそうな顔をして頷いた。


「良いのか?悪いな!俺達もマジックバッグを持ってはいるんだが、時間停止機能はついてなくてな。でも考えてみると、こういう時には便利だよな…やっぱり今回の報酬でちょっと買えるか見てみるかな?」

「それは良いと思うぞ?俺たちも通常は狩った魔物を入れるのに使っているんだが、今回は何日かかるかわからないから食料も買い込んできたんだ。」

「なるほど、やっぱり容量は多少小さくても食料用に買ってみるか。」


そんな事を言って暁の星のリーダーは頷いている。


「一応好みもあるかと思うのでいろいろ出してみました。欲しいのをどうぞ!」


俺は屋台で買い込んできたものをレジャーシートみたいなものに置く。

実はこのレジャーシート、リッキーさんとリリーさんと一緒に街を散策していた時に見つけたんだ。

日本のみたいにビニールのような素材に似ていて、透明で薄い。

素材はなんだろう?と思って鑑定すると、なんと弾力性のあるスライムをハンマーで叩いて伸ばした物らしい!

こっちの世界は魔物から採れる素材で色々な物を作っているんだなぁ…と思ったよ。


暁の星のメンバーが皆それぞれ好きなものを取り、ようやく全員で食事をとった。

食後にはリーダー同士で情報の交換をして、オークの巣がどの辺りになりそうか検討している。

その間、残った俺たちは固まって座っているが、何故か俺が真ん中で守られているかの様な布陣?だ。

何故なのかってリッキーさんに聞くと、なんとなく?と返された。

どうやら何かの勘が働いてるらしい。


…なんか、フラグが立ったんじゃないだろうな?


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