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異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜  作者: カイ
第1章 出会い〜旅の始まり

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10、宿屋にて

結局みんなからの説得でリッキーさんは走るのをやめて早めに歩いてくれた。

おかげで俺も無理しなくて済んでよかったよ。

 

目的地の宿屋はメインストリートの通りにあったので実は冒険者ギルドからはそんな遠くなかったのだが、よほどお腹が空いていたのだろうリッキーさんによって夕飯には少し早いくらいの時間に着けた。


中に入ると目の前に小さなカウンターがあり、そこには恰幅のいいおばさんが立っていた。

多分女将さんなんじゃないかな?

あとカウンターの向かって右横奥には扉のない入口があり、その中にはたくさんのテーブルと椅子が見えたので多分食堂なんじゃないかな?と思う。

入口から入ってすぐの左手側には少し広い階段があり、降りてくる人と登る人がすれ違えるようになっている。

まず中に入ってすぐにスコットさんが女将さんに声をかけた。


「女将さん、今日はまだ部屋は空いてるかい?俺たちの他に泊まるのは1人なんだけど。」


女将さんは台帳を見ながら頷き、「まだ何部屋か空いてるね。」と言った。


「お前さんたちは今まで泊まっていた部屋があるからそれで良いだろ?あとはそこの見かけない子が1人で泊まるんだね?」

「あぁ、こいつは1人部屋で頼む。とりあえず3泊分前払いで支払うよ。」

「了解だ。じゃあ3泊分の料金だが、銀貨3枚だよ。」


スコットさんは俺がまだお金を持っていないのを知っているので払ってくれた。

今解体に出しているものがあるから、それの買取代金が手に入ったら払わなくちゃ!


「シエル、ここの宿代や夕飯なんかの代金は気にするな。俺がしたいからやっているだけで、他のメンバーの負担にはなってないから安心しろよ。」

「いえ、そんなわけにはっ…!」

「そうよ、気にしなくていいわよ?どうせさっき解体に出したオークの代金で返そうと思っているんでしょうけど、私たちお金には困ってない高ランク冒険者だから大丈夫よ。」

「だな!それにさっき依頼報酬も貰ったばかりだしな!」

「うんうん、気にしない、気にしない!」


俺はみんなにそう言われて説得されたので、今回はお言葉に甘えることにした。


それから俺達はまずはそれぞれ部屋に行って荷物を置いてきたら食堂に集合となった。

俺の部屋はスコットさんとリックさんの二人部屋の隣だった。

俺の荷物は肩掛け鞄1つしかないのでそれを置いていけは良かったんだが、なんとなくそのまま持っていたほうが良い気がして、結局は部屋の中の確認だけして食堂に向かった。


食堂に向かう途中でまだカウンターにいた女将さんにお風呂の確認をすると、共同浴場が男女別にあることがわかりとても嬉しかった。

やっぱり日本人だもの、できれば毎日お風呂には入りたいものだ!

あとでご飯食べたら入りにいかねば!


食堂に着くとまずは空いてるテーブルとスコットさんたちがいないかを確認した。

スコットさんたちはまだきていなかったようだ。

なので皆から分かりやすいように入口近くの空いてるテーブルに座って待つことにした。

ほどなくしてみんな一緒に降りてきて、俺の座っているテーブルに来て座った。


「なんだ、こんなに早く来てるから驚いたら、そのままの状態で来たんだな。」

「えぇ、なんとなく寝るとき以外は持っていたほうが良いような気がしたもので。」

「ふぅ〜ん。そんなこともあるんだねぇ。」

「でもその鞄、持ち主にしか触れないじゃん?オークを入れるのも手伝えなかったほどなんだし。なら部屋に置いてきても大丈夫だと思うけど。」


そう、リッキーさんの言う通り、この街に着く前にたくさんのオークを倒したのだが、リッキーさんが入れるのを手伝おうとしたのに鞄が拒否したのだ。

…もしかしてあの婆さんが言っていた『持ち主の登録をして盗難防止の魔法をかけてやるから』と言って血を垂らしたのが原因なのか?

ともかくこの鞄には俺以外は触れないだけじゃなく、中に入れる手伝いもできないのがある意味厄介だ。

もし今回以上に討伐した魔物の数が多かったとしても全て俺が回収しなければならないというわけだ。

なんかいい方法ないかなぁ〜。


とりあえずみんなで席につき、それぞれ食べたいものを注文して持ってきてもらうのを待つ。

俺のはリッキーさんのと同じメニューだ。

さすがにスコットさんと同じのでは量が多すぎて胃が破れそうだ。


料理が来たので食べながら今後のことを相談する。


「今夜はとりあえずそれぞれ宿でゆっくりするとして、明日はどうする?」

「そうねぇ~、私は久々に宿でゆっくりしようかしら?たまには体休めたいものね。」

「私は…あ、シエルくん、明日は私と図書館に行きますか?この前話していた文献、読みに行きましょう。」

「そうですね、俺もそれは知りたいですし。何か役に立つものが見つかると良いんですが。」

「おっ?なら俺も一緒に行ってやるよ、護衛としてな!綺麗どころが2人も揃ってちゃあ、いろいろ危ないからな!」

「なら俺は…武器屋でも行ってちょっと見てもらってくるかな。しばらくメンテナンスしてなかったからな。」


それぞれ明日のしたいことは決まったみたいで、俺はリリーさんとリックさんの2人と図書館に行くことになった。


夕食後はそれぞれ解散をして部屋へ戻り、俺は部屋に備えてあるタオルを持ってお風呂に向かった。

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