影と隠れんぼ
駆け出した後悔の姿と影
見つけ出した隠れんぼの終着点
見つけたよと声をかけたら影は
跡形もなく消え去っていた
次の隠れ場所に向かってみたら
影は光を持って笑っていた
着いて行ったトンネルの先
スマホのライトはいらなかった
影はまだ居て僕の背中を押した
僕の影じゃないからって
そんなわけないはずなのにね
僕が影を追いかけたのは
追いかけなかったことを後悔したから
鬼ごっこを投げ出した昔の失敗
それが今でも忘れられなかった
隠れんぼを持ち出して
また影を追いかけたんだ