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二七式多目的装輪装甲車




〈セキュリティークリアランスコードを入力してください〉




[XXXXXXXXXX]




〈・・・・・・・・・・〉




〈セキュリティークリアランスコードを確認。データライブラリーの閲覧およびファイル「C」までの閲覧を許可します〉


 

 

[二七式多目的装甲車]




〈表示します〉




 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


二七式多目的装輪装甲車(Tyep27 Multi wheeled armored vehicl)は、二〇二七年に陸上自衛隊に正式配備された装輪戦闘車である。また正式採用される以前から民間警備会社へも納入されている。


ニ七式多目的装輪装甲車は中華民国軍(台湾)のCM-32”雲豹(ウンピョウ)”、ドイツ・オランダのボクサー装輪装甲車、オーストリアのパンデュールⅡのようにモジュラー構造を取り入れている。モジュラー構造とは大型トラックのような仕組みのことであり前面にある操縦席および車体下部つまり車輪やエンジンなどはそのままに、車体後部の部分に様々なモジュール化されたユニットを乗せ換えることにより一台だけで多様な任務に応じれる。


また一六式機動戦闘車と同様に九式多目的装甲車は全タイプがC-2輸送機による輸送を考慮してC-2の積載量ペイロード内に収まるように設計されている。


当初はIFV型等はあくまでも計画だけだったが新大陸調査隊(調査隊)の発足後、NBC対策が施された大型兵器を搭載した兵器が望まれたため調査隊向けに十数両分の攻撃モジュールが生産された。


IFV型の主武装にはテレスコープ(CTA)弾を使う七〇口径四〇mmCTA機関砲を搭載している。従来の砲弾は砲弾と薬莢(火薬入り)の二つに分かれているがCTA弾の場合、砲弾は火薬と一緒に薬莢内に埋め込まれている。


そのため砲弾のサイズが従来な物よりニ/三になるため、搭載弾数や連射速度の向上など様々な恩恵がある。欠点としてはCTA弾専用の機関砲が必要になり、従来使って来た砲弾は使えない。なお砲塔は車体から完全に独立・無人化されており操作は車内から行う。


小隊および中隊火力支援として一二〇mm自走迫撃砲(MC=Mortar Carrier)型も四ユニット分が導入されている。当初のMC型のコンセプトでは一二〇mmでは都市部における運用を想定した八一mm口径であった。しかし都市部での運用がなくなったので一二〇mmに変更された。また迅速な対応と精密支援のため照準・装填・射撃の全てが自動化されている。迫撃砲は戦車の様に砲塔状になっており、水平射撃も可能である。


非武装ではあるが戦闘地域での治療・搬送等を想定した野戦救急車(MEV=Medical Evacuation Vehicle)型も五ユニット導入されいる。



調査隊仕様としていくつか異なる点があり、以下が異なる点である。

・完全密閉機能とNBCフィルターによる車内の空気清浄機能。

・車体全面に電子迷彩を使用。

・非知的・知的大陸種への警告および対処に用に展開式の小型ADS、LRADの二基搭載。

銃眼ガンポートの廃止。

・水上航行が可能にするためウォータジェット二基搭載。


 またIFV型には戦闘補助人口知能(AI)が搭載されている。このAIは知能レベルが高く、乗員が負傷または戦死した場合自動で車両保全のため、安全地帯まで退避する。その際に攻撃を受けた場合も自動的に脅威度を測定し最適な攻撃を行う。


 ADSおよびLRADについて。


従来通りに音を出した場合、音は放射状に広がる性質があるこれだと味方や使用者にも被害が出てしまう。しかしLRAD本体はパネル状の形をしており、向けた方向に対して指向性を持たせた音波を照射できる。ピンポイントで遠くにそれも一部にだけ音を流すこが可能になる。暴徒鎮圧で使用する場合は、高い音などを流して無力化するといったものだ。


同様に米軍も暴徒鎮圧ように車両搭載の小型LRADを大量配備しており、各国軍警察なども配備している。我が国でも暴徒鎮圧用または緊急時の避難連絡無線として自衛隊・警察・警備会社・市町村が導入されている。

 

ADSはLRADと同様にパネル状であり、音波ではなく電子レンジなどに使われる電磁波を照射する。電磁波を人間に照射すると誘電加熱、電磁調理器(IH)でフライパンや鍋を温めるのと同様の現象を人間の皮膚に発生させる。皮膚の表面温度を一瞬で高く上昇し、まるで火傷を負ったかのような錯覚に陥らせるものだ。殆どの人間は余りの熱さに反射的に飛び上がってしまう。あくまで錯覚させるだけで、実際には皮膚は火傷を負ってはいない。


ADSは電子レンジが復旧する前から研究がされていた。非殺傷兵器として米軍が〇七年に車両に搭載したADSを公表したその場で、記者に対してデモンストレーションも実施している。このADSを米軍は非殺傷兵器として発表されているが、LRADと違い一般に開示されている情報が余りにも少ない。そのため暴徒鎮圧の非殺傷兵器ではなく、拷問用に開発されたという噂があとを絶たない(詳細:日本国内でのADS運用を参照)。


基本型を除き実用化されているユニットは戦闘、装甲の二つである。二〇二九年現在、メーカー側のファミリー化構想には以下がある。


・一〇五mm砲搭載の装輪戦車型。

 一六式機動戦闘車と同じ五二口径一〇五mmライフル砲を搭載。展開・コスト・現地での多用途性が格段に向上するとされる。


・偵察型。

 八七式偵察警戒車の後継として計画されている。隠密性を高めるため装甲には電子迷彩や赤外線、騒音を抑える素材を使う予定。


・NBC型。

 NBC偵察車の後継として計画されている。






 二七式多目的装甲車(標準型)

全長    七m

全幅    二・九m

全高    二・三m

重量    二一t

乗員    二名(後部乗員席は完全装備者九名)

武装    一二・七mm重機関銃M2又は九六式自動てき弾銃(両方装備可)

懸架・駆動 八×八

エンジン  4ストロークV型6気筒液ターボチャージド・ディーゼル

出力    五〇〇hp

速度    整地:一〇〇km(未整地:六〇)km 水上:一五km)     

行動距離  九五〇km



 二七式多目的装輪装甲車(IFV型 通称:二七式戦闘車)

全長    七m

全幅    二・九m

全高    二・三m

重量    二三・四t

乗員    二名(後部乗員席は完全装備者九名)

武装    七〇口径四〇mmCTA機関砲(徹甲弾三五〇発・榴弾一五〇発)

      一・二七mm機関銃M2(五〇〇発)

      七・六二mm機関銃M240B(八〇〇発)

      中距離多目的誘導弾ミサイル発射基二基(四発)

懸架・駆動 八×八

エンジン  4ストロークV型6気筒液ターボチャージド・ディーゼル

出力    五〇〇hp

速度    整地:一〇〇km 未整地:六〇km 水上:一五km    

行動距離  九五〇km



 二七式多目的装輪装甲車(MC型)

全長    七m

全幅    二・九m

全高    二・三m

重量    二二t

乗員    三名

俯角・仰角 五°/八五°

旋回角   三六〇°

発射速度  (最大)一五/(持続)十発

有効射程  五~一十km

最大射程  一三km(間接射撃)二〇〇~一八〇〇m(水平射撃)

懸架・駆動 八×八

エンジン  4ストロークV型6気筒液ターボチャージド・ディーゼル

出力    五〇〇hp

速度    整地:一〇〇km(未整地:六〇)km)     

行動距離  九五〇km



 


やべえ、各国軍とかの武器・兵器をエクセルに入力して見比べて考えて書いての疲れる。・・・・・けど本編執筆するより楽しいわー。

1/7 MC・MEV追加

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