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【スポーツ学】〝0(ゼロ)〟と〝0(ラヴ)〟
「テニス」や「バドミントン」では、
「0点」のことを「ラヴ」と言います。
何故、「ゼロ」ではなく、「ラヴ」なのでしょうか。
不思議に感たことはありませんか?
実は、この由来には、諸説あります。
一つ目は、「無得点の相手」に対する思いやりから発生したとする説。
二つ目は、「Love」という英単語に、元々(もともと)は「ゼロ」という意味があったが、
現在は、それが死語になっているに過ぎないとう説。
三つ目は、フランスで「ゼロ」を、
その楕円形の型から「卵」意味する「loef」と呼んでいたが、
それが、英語圏に伝わった折に「love」と混同され、
やがて世界中に広まったとする説。
四つ目は、オランダで、名誉を意味する「lof」が、
同じく後に、
英語の「love」へと変化し、
広まっていったとする説です。
今となっては、
俗説なども、多々(たた)混じり合い、
どれが正しい語源であったのは不透明となっていますが、
現在、
表記方法だけは、
英語の「love」で完全に定着したとみえ、
各種英語辞典においても、
スポーツ上、
「ゼロ」を指し示す単語として記述されています。