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びっくりした髭剃り


私の家は4階立ての1階と2階が貸家で、3階と4階が自分の家になっている。私は4階に自室があって、3階がじいちゃんとばあちゃんの家になる。深夜の4時。私はお水をくみに3階へ足を運ぶ。


たんたんたんと階段を降りて、電気をつける。いつもと変わらない行動。「おはよう」と、突然声が聞こえた。パッと顔を声のした方へ向けると、そこにはじいちゃんが立っていた。私は本気でびっくりして声をあげた。だってそこには誰もいない筈だったのに、じいちゃんがいる。


お水をくむどころではなくなり、「じいちゃんどうした?」と、声をかける。「ひげそりはどこだ?」と、じいちゃんが言う。朝だと間違えて髭が剃りたかったらしいが、じいちゃんはテレビの補聴用のヘッドホンを手にとって顎に当てている、違うと変わったのか今度はリモコンを顎に当てだした。「この髭剃り使えんな」「じいちゃん!それは髭剃りじゃないよ!」という会話をしたあと、「ちょっとまってね」と私は髭剃りを渡した。


自分でやれることは、自分でやらせましょう。と、言うのが介護の基本であると教わったことがあるのでとりあえず綺麗にはそれないが髭剃りをさせた。一通り髭を剃り終えたみたいなので、私は「まだ夜の4じだから、ベッドにいこうか」と言った。じいちゃんは「あぁそうか」と言いながらベッドへ向かい、床に就いて無事に寝てくれた。


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