第8話 ハンターさんは突然に!
今回も(この小説にしては)長めです。
そしてついに一人目のヒロインが登場します!
俺が村に入ろうとした瞬間
「まずは村長のところにいって挨拶してこいよ、村長の家は村の奥のほうのでっかい家だからな。あと今依頼でハンターがきてるから失礼のないようにな」
「わかりました、忠告ありがとうございます」
軽く礼をして村にはいった。
村長の家について扉をノックしようと扉の前にいった瞬間、扉があいてゴスッと鈍い音を出して倒れた。
「ああ、すまんな。大丈夫か?」
・・・目の前にいた人は超絶美人の人がいた。街を歩いてたら10人中10人振り向くぐらいの美人だ。前世でろくに異性と関わってない俺にとっては、うまく話せるかどうかあやしい。
「あっ、はい。大丈夫です」
「そうか、まあ次は私も気をつけるからあんたも気をつけてくれ」
「あっ、はい。わかりました」
女性は去っていった。すごい武器もってたな、多分あれがハンターだな・・・しかし『あっ、はい』連呼しちまったよ…コミュ障がよく使う言葉ベスト10にははいってるだろうな。いや、俺は別にコミュ障じゃ無い………いや、時々どもるけど全然あれは入ってないと思う
「ま、まあ今は挨拶だ。すいませ~ん」
家の中に呼び掛けてしばらくすると老人がやってきた。やっぱこの人が村長かな。
「何かようか」
「俺はカルトっていいます。門番の人に村長さんに挨拶しに行けといわれたんできました」
「そうか、おぬしは冒険者か?それともハンターか?」
「いえ、まだただの旅人です。」
「何故ここにきた?」
「森を抜けたらここが見えたんできました」
「そうか、ゆっくりしていけよ」
「ありがとうございます」
礼をしその場を去った。
とりあえず宿を探さないと、どこに宿があるか聞いておけばよかったな。でも村を探索している内に見つかるかな。
探索していてあったのは普通の民家と畑や八百屋、あとは雑貨屋みたいなところと宿。雑貨屋で服とか売っていたから服を二着とタオルを二枚ほど買っておいた。宿は一ヵ所しかないみたいだった、あと普通の民家より大きめだった。宿に入るとカランカランと鈴の音がし
「いらっしゃい」
優しそうなおばちゃんが声をかけてきた。
「泊まりたいんですけど」
「あいよ、食事付きで一泊150バルだよ」
150バルということは1500円か、ちょっと安めだけどこれが普通なのかな。さっき服を買ったときにくずしてもらったからぴったりはらえた。
「じゃあ、2階の202号室を使ってくれ。これは鍵だよ、出かけるときやチェックアウトのときは戻しておくれ。食堂はこの右側だから昼は12時から一時間で夜は18時から二時間、朝は7時から一時間だよ。時計は部屋にあるからね」
「ありがとうございます、あと水を使いたいんですけど」
「じゃあ裏の井戸を使ってくれ、飲み水にも使えるからな、体を洗いたいならお湯を用意するし洗濯もするよ。お湯は3バルで洗濯は7バルだ。洗濯は備え付けのかごに入れて持ってきてくれ」
「わかりました、じゃあお湯をお願いします」
といって銅貨をだす。1バルってどうなるんだ?
「あいよ、お釣り7バルだよ」
1バルはちっちゃい銅貨だった。お湯をもらって部屋に向かった。
部屋は普通にベッドが置いてあるだけで他は何もないシンプルというより質素という感じだった。その後服を洗濯に出して12時を回っていたので食堂にいったすると案内された席の向かい側にさっきの人がいた。
「なんだ君か」
「あっ、どうも」
無言で運ばれてきた料理を食べる。献立はパンと野菜スープと焼き魚でうまかった。水を飲んでいると向かい側の人が話かけてきて
「君はどうしてこの村にきたんだ?」
「森を抜けた後この村が見えたんで」
「森を通ったなら冒険者かハンターになるのか?」
「多分なります。まだ決めてないですけど」
「そうか、森を通ったならスモールボアを倒したということだな、ならちょっと依頼を手伝ってくれないか?」
「はいっ?」
大晦日と正月は更新できるかわからないです。書き溜めが無いので予約投稿もできない…
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