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生徒会長様々‼  作者: 林田一樹
○勧誘編
5/6

[5]私と選挙と揺ぎ無い自信

いつもより結構短めです。

「あ……。思ったんですけど、入部届け(これ)って出す必要があるんですか? 確か、生徒会長ってこれから選挙で選ばれるはずですよね」

 毎年夏休み前に、生徒会長選挙が行われるはずだけど。そして引継ぎを夏休み中に行うのが基本なのだ。

「そうだが?」

 ……そんなに、当然だろ?みたいな顔をしないでください。

「そうじゃなくて! 先輩は落ちるかもしれないのに、今から生徒会役員を集めて早くないですか?」

 出したとしても、もし先輩が落ちたらその意味がなくなる。

 すると、先輩はむすっとした不機嫌な仏頂面をした。

「……君は私が落ちるとでも思っているのかい? そんなわけないだろう」

 どこからそんな自信が出てくるんだ。もしかして、本気で思っているのかな。

「いやいや、分からないじゃないですか。必ずしも先輩がなるわけではないし」

「なると言ったらなるんだ。そう思っているから、今から役員を集めている。まあ、入部届けは役員になる予約のようなものだ。だから、君もはやく書け。今拒否したとしても、必ず選挙後に書くことになるのだから、同じだ」

「いっつも思うんですけど、どっからそんな自信が湧いてくるんですか!」

「自分からに決まっているからだろう」

「何様のつもりですか!」

 絶対、意地でも書いてやらない。この先輩がいなくて、すこし寂しいなとか思った私は相当馬鹿だった。

 でも、結局自分から名前を書くことになる。それが分かるのは、もうすこし後の話。



お気に入り登録ありがとうございます!

こんな文章でも読んでくださる方がいると、嬉しいです。


ようやく次回から進展(?)していくつもりです。

じれじれですけど、これからもよろしくお願いします。

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