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貴方に捨てられたら、死んでしまう

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

タグからお分かり、完全にヤンデレ、メンヘラ。

メンヘラにはヤンデレを寄せれば良い精神です。


僕の元で暫く過ごして、ある日突然姿を消した。それから少し泳がせて早数年。また機会があって、僕の元へ戻って来ることになった。

許せないな。僕から離れようなんて、逃げようなんて。そんなの、君が泣こうが傷付こうが、離すわけないんだよね。


目が覚めると手首に足枷が嵌っていた。鎖の根元を辿ると、部屋に備え付けのポール棒へと繋がる。どう頑張っても、このベッドの上から逃げる事は叶わかった。

体を起こそうとすると、それを拒む様に上から覆い被さられる。顔には張り付いた薄ら笑い。狂気的な光が見え隠れしている。

「捕まえた。一度君が逃げ出した時、本当に気が狂ってしまうかと思った。僕を置いて自由を謳歌するのはどうだった? 楽しかった? あっそ。僕は全く楽しくなかったよ」

体のラインを撫で回しながら、顔を擦り寄せる。ほんのりと甘さを含んだ仄暗い声が、段々と冷たくなっていき、最後は突き放す様な声に変わる。冷ややかに怒りを燃やしているのは明白だった。

「まだ……愛してくれるの? 一度逃げ出したのに?」

数年前まで、彼は惜しみのない愛情を際限なく与えてくれた。自分の足で立てなくなる程にぐずぐずに甘やかされた。その時、彼から受ける愛情にほの少し恐怖を覚えた。

この人に愛想を尽かされたら、私はもう生きて行けない。何も出来ない。死ぬしかない。甘やかされれば甘やかされる程、際限なく求めてしまう。だからそうなる前に隙を付いて逃げ出した。

離れていた数年間、ちゃんと自分の足で立って生活をしていた。満ち足りた生活だった。けれども心の何処かで甘やかされる事を望んでいた。

「君は以前、僕と出会ってメンヘラが加速したと言っていたね。見捨てられるのが怖いと。甘やかれれば甘やかされる程に、もっと欲しくなると。我儘になると。そのままで良かったのに。歳を取る事に無垢になって、幼体化して、僕なしじゃ居られなくなれば良かったのに。でももう大丈夫。こうして手に入れたからね。次は逃がしてあげない。何処に行くのも僕と一緒。どう? 嬉しいでしょう?」

「そうやって……嫌いにならない? 捨てたりしない? 貴方に捨てられたら、私は死んでしまう」

そう不安がる私を他所に、ゴソゴソと手を動かす。突如バチン、という音を立てて、彼は銀に煌めく鎖を晒した。

「捨てたのは君だろう? でも大丈夫。二度も僕を捨てさせたりはしないから」

メンヘラって、甘やかされれば甘やかされる程、症状が悪化するんです。

ちょっと素っ気ない態度取られただけで、心に亀裂が入って、一気に精神情緒が不安定になります。


※これ大マジですよ。ソースは作者です。


普通の人はそこで愛想尽かします。

だったらヤンデレのクソデカ愛で殴れば良いのではないかと。


満たされて逃げようと思っても、決して逃げられない関係。

それくらいじゃなきゃ。ヤンデレは。


ヤンデレの愛に困り果てるメンヘラが見たい。

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