十話:冥王筆頭軍 カイザース七席:ハルキ
そのミノタウロスは、冒険者の質問に答えず
倒れているミノタウロスの元へ歩いてくる。
「速く起きろ。」
明らかに死んでいるミノタウロスに向かって、
冷酷な声を浴びせる。
(いや…。死んでるだろ…ソイツ。)
案の定、返事はない。
すると、周りから音が消えた。
(?!)
そして、周りの命という命が消えた。
「フン…。弱いな」
ミノタウロスは自分の拳を握ったり開いたりしている。
(な、何が起こった?!周りの冒険者が死んでいるし…。もしかして、命を吸収したのか?)
そんなことを考えていると、ミノタウロスは
俺のことをじーっと見つめてきた。
「ほぅ。お前は、ここの中で一番強いな」
「?!」
「我と手合わせをしろ。」
「え…?」
「久しぶりに、遊びたくなってな…」
「遊び…」
遊び…遊びか。俺と戦うことは、遊び感覚らしい
(嫌でも、本気で戦わせたくなるな…)
「良いだろう。勝負だ」
「勝負、か…」
不適な笑みを浮かべて、
「我は、『冥王様筆頭軍 カイザース七席:ハルキ』お前の名は?」
「俺は、ヤマト。」
「ヤマト、か…」
「来い。」
「言われなくてもなぁ!」
その瞬間、ハルキの大剣と俺の聖剣が重なり、
大きな衝撃が周りの物を吹き飛ばした。




