【没ネタ】一花ちゃんの水着
【注】これは没シナリオです。
一花ちゃんの来ている水着が違います。
「お、おまたせ」
そう言ってきたのは、一花ちゃんだ。
彼女は、ラップタオルで体を隠している。
なんだか、顔が真っ赤だ。
「遅いよー。早く泳ごー」
美華子君がそう言っているが、中々タオルを取ろうとはしない。
「どうしたの?何かあった?」
俺は、一花ちゃんに近づくと、彼女は俺の耳元で
「お兄ちゃん……お兄ちゃんがタオル取って。勢いよく、タオルを上げてね」
「う、うん。わかった」
そう言って、俺はタオルを掴むと、思いっきり上げた。
「ぷっ!」
美華子君の時同様、また吹き出してしまった。
一花ちゃんの水着……それは……
マイクロビキニだった。
V字になっている、海水浴場や一般のプールでは絶対にお目に掛かれないやつだ。
「お兄ちゃん。この水着、どう?特注品なんだって、これ。黒川さんに頼んで注文してもらったの」
黒川さーん!
あんた何言われた通りに買ってるんですかー!
俺は、とりあえず目をそらした。
「お兄ちゃん、見て。お兄ちゃんにこの水着を着ている所見て欲しくて買ったんだよ」
「え、でも」
「お願い。お兄ちゃんがそんなに恥ずかしそうにしていると、一花も恥ずかしくなっちゃう」
一花ちゃんがそう言ったので俺は彼女の水着姿を見て、
「うん。とっても素敵だよ」
そう言うしかない。
いや、まぁ、一花ちゃんは何着ても素敵なんだけど。
「よかった。ありがとう」
「でも、俺は可愛らしい方が好きかな?」
可愛らしいのなら露出は少ないからね。
「うん、考えとくね」
一花ちゃんはそう言って笑った。
こうして、俺と、男用水着の上半身裸の美華子君と、V字マイクロビキニでほぼ裸の一花ちゃんの三人で俺達は遊んだ。
だけど、
「あ、お兄ちゃん。水着がずれちゃった。直してー」
マイクロビキニはやっぱり小学生が着たり泳いだりするのには向いていないらしく、何度もずれる。
俺はその度に一花ちゃんの水着のずれを直した。
着れたのだから自分で直したら、と聞いたら
「駄目です。これはご主人様の命令です!」
と言われたから逆らえない。
「だって、お兄ちゃんに直してほしくてこの水着買ったんだもん」
「え、何?」
「なーんでもない♡」
一花ちゃんが小声で何か言ったようだが、俺には聞き取れなかった。
何を言おうとしたんだろう。
まぁ、一花ちゃんが幸せそうだからいいけど。
なんか一花ちゃんにしては積極的すぎるかなー、と思って没にしました。