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患者さんと坂上医師
渡辺医師執刀の手術が始まった。
「心拍数、安定してます。」
博紀の言葉に頷く渡辺医師。
患者の体内を見ると、大丈夫だな。とつぶやく
それは彼のメスさばきが物語ることとなる
「先生、大丈夫とは?」
心臓外科が専門の俺には簡単だ。
数時間後、手術は終了した。
「先生、お疲れ様でした。」
いや。坂上先生がいたからこのオペが成功したんだ。
「坂上先生、主治医の渡辺先生から聞きました。西田と言いますが。」
特別患者の代議士は西田さんと言う
あのオペは坂上先生だから成功したんですよ。とのことです