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疲弊

そのころ、深夜の街を疾走する一台のタクシー。麻友からの連絡を受け、二人の精神科医が乗っている

(向井さんがどうして。)

急患で搬送されてきた向井楓の担当医 荘野夏海医師と夏海の指導医で金髪に髭の山中人志医師だ。

黒いパンツスーツの夏海はグレーのスーツの山中医師を師匠と慕う

「救命の担当医が高岡ちゃんだったのが救いだな。荘野、高岡ちゃんなら患者さんを殺さない。

高岡雄一郎の娘だからな。」

ええ。山中先生、すみません

その後、帝都医大に到着した二人は白衣を看護師から受け取り、地下へ

「高岡ちゃん、患者さんは?」

一命は取り留めました。今は集中治療室内です

救命処置室前のソファーに座る麻友は疲れた顔だ。あの後、楓の執刀を行った。

「山中先生、コーヒーください。」

麻友、お疲れ。で、ごめんね。私の担当患者さんなのに

夏海は精神科医だから無理ないわよ。麻友は缶コーヒーを飲みながら言う。

高岡麻友は失敗しない心優しい外科医なのだった

日中、山中医師は麻友の父で精神科主任教授の高岡雄一郎に麻友の活躍を話した

「麻友は精神科医にも憧れているんだ。」

だが、お前に気を使って外科医になったって言ってたな。

ああ。麻友のフィールドを私が壊したようなものと言っていい

高岡先生、差し出がましいようですが、娘さんの麻友さんはないものを作る先生です

先生がそれほど心配なさることもないかと。

ありがとう。荘野先生





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