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劉禅戦記  作者: Ravenclaw
第4章 張飛
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第63回 18-2

 丘を下りていくと、孟達は兵士の訓練を見ているところだった。

 訓練といっても、狭い丘の斜面なので武器を振り回すわけにはいかず、食後の腹ごなし程度に、ふたりで組になって屈伸運動をやっていた。

 孟達はこちらに気がついて、劉禅にむかって丁寧にあいさつすると、ゆっくりと近づいて来た。

 なるほど、優雅な物腰だ。

「きのうは、おみごとでした」

 深い声をしている。

「よくお休みになれましたか」

 にこやかな顔で劉禅たちを見回した。

 賢明さと落ち着きのある雰囲気は、どこか銀行の取締役を思わせる。

 漢宮廷の高官の子弟として育てられた曹操は、祖父が宦官ということで一段低くみられることはあったかもしれないが、それでも育ちの良さは抜群である。乱世とはいえ、曹丕もそうした中で育ったので、こういう上品さが気に入ったのかもしれない。

 孟達に会ってなんというべきか、わたしはまだ考えていなかった。

 まわりにはたくさん人がいるので、まさかここで、関羽を見殺しにしないようにと言い出すわけにもいかない。孟達にとってもチンプンカンプンだろう。


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