第9話
なんとか最後書けました!!皆読んでください!!
亀岡たわ太は白い花畑にいた。魔王リリスに腹を貫かれて死んだと思った。死ぬ事は辛くないはずだった。死ぬ事を望んでいさえした。しかし、いざ死んでみると、死んでも意識有ることに驚いた。
「ねぇ、ちょっと、ちょっと」
「ん?」
そこには羽の生えた幼女が飛んでいた。顔は金髪のリラに、似ていた。だから、話してみた。
「リラ、なのか?」
「違うよ。リラっち、だよ!!」
「え、?!」
「だから、リラっち、なんだって、妖精だよ。」
「そ、そうなのか。」
分からないが、リラ似のその少女に連れられて、歩いて行った先には。空に糸が張ってある、不思議な空間だった。
「これは何ですか?」
「運命の糸だよ!!」
「…………、」
「今回あなたがあの世界に呼ばれたのはこの糸を切って貰うためだよ。」
「え、…………、どういう意味ですか?」
「亀岡さんは覚えてないかもしれないですが、あなたは色々な世界を転生や転移をしてます。さっきの世界もその一つ。」
「俺、死んだのでは?」
「あなたは死ねない。」
「はい??」
「あなたには悪魔と、邪神が憑いている。だから、死ねないの。」
「え。」
「あなたが死んで、悪魔や邪神が出てきて暴れる方が大変だもの。あなたは死ねない。」
「はあ?」
「それよりもこの運命の糸を早く切ってよ!!今のあなたなら切れるはず!!あなたのスキルがバージョンアップして、運命反転から運命消去になってるから。」
そうして訳も分からずおおバサミみたいなもので空間に張り巡らされた糸を切った。そしてバイバイ言われて。目を閉じると。元いた噴水広場に。幼女リラの膝の上だった。リラは本気で泣いてた。
ああ、生きてて良かった。と思うもつかの間。魔王リリスから嫌な言葉が!!
「あ、お前、もういいよ。異世界の門開いたので!!バー~ーーい!!」
「え、俺、戻ってきたのに。」
「お前の用事は終わったのだろう?だったら帰ってね!!バイチャ!!」
「俺は!!リラが居るんだ!!この世界でやってくんだ!!」
「ダイジョブ!!亀岡のオッサンが居なくなれば。皆忘れるから!!お前自身も。覚えてないのだろう?異世界転移。」
「ギャー~ーー!!やだーーーー!!リラと一緒に暮らすんだ!!」
「えー~ーーい!!ごちゃごちゃと!!」
魔方陣の空間の裂け目に追いやられ。亀岡たわ太はまた独り、異世界をさ迷うのだった。
次の世界でも亀岡たわ太はダメ人間だった。易しいダンジョンで猪のモンスターに少女が跨がり追いかけ回されていた。泣きながら。全力で走る、亀岡たわ太。
(どうして、こうなった~ーーー!!)
自分の運命を呪うオッサンが独り異世界をさ迷っていた。猪に跨がる少女の名はリラといった。元気少女の獣耳であった。
「ギャー~ーー!!死ぬ~ーーー!!死なせてくれ~ーーー!!」
「いけいけ~ーーー!!」
今日も幼女とオッサンの叫び声が聴こえる。
めでたしめでたし 完
なんとか書けました!!今はこれが限界です。上手くならねば!!それではまたぴちょり姫やタラコマンに戻るか?




