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異世界転生したけど頑張る(仮)1話  作者: ぺるぺぺーぺ
1/1

まさか自分が転生するとは

「あれ、何処だここ。」


見渡す限り草ばっか、公園?なんで公園に??しかもめっちゃ広い。ここ何処??

うーん…2年生は修学旅行に行くような予定はなかったはず。


しかもなんか膝とか肘とかあちこちが痛い。

体を見てみるとあちこち擦りむいていて血が垂れている。


「うわっ!いつの間にこんな怪我したんだろ…」


そう言えばあちこちヒリヒリするし頭も痛い。

なんでこんな事に………あっ思い出した。


学校の授業が終わって放課後


帰り支度をして、ちょっとゲームをしてたら

友達みんな先に帰っちゃって、私も早く家に帰ろうとラインしながら歩いてたんだっけ。

そして階段から足を踏み外して……

それで怪我したのか!


あー、気を失って夢か幻覚でも見てるのかな。

でも、風とか陽の暖かい匂いだったり本当ぽいな。

服は制服のままだけど……。


そうだ!スマホ!!スマホで調べよう!

あれスマホが見当たらない。

そこらへんに落ちてるのかな?

落ちてるかもしれないけど、そこら中に結構長い草が生えてて探すのは大変そう。

虫とかいそうだし嫌だなー!!想像しただけでも鳥肌がたってくる。

でもスマホのためだもんな…探そう。


しばらくスマホを探しながら、歩き回ってみたけど見つからない。

てか広すぎない??こんな広い公園日本にある?もしかして山???

もしかして私遭難したんじゃ…ここから帰れなかったらどうしよう。

少し先に、森みたいなゾーンはあるけど、もっと遭難しそう、出てこれなかったらもっと危険だし。

今は昼だけどもし暗くなったら……でもまだ明るいし平気か。


ガサッ。


なんか、近くの草むらで何かが動く音がしてる!

スマホのバイブ音!!?

私は直ぐにその草むらを掻き分けた。

すると


ぷにゃっ


柔らかく弾力がある。


「ん?なんだこれ。」


そーっとその場所を観察してみる。


「ぎゃああ!!」


なんか飛び出してきた!


青くてプルンプルンっぽいのだけが確認できたけど。

気が付いたら顔に張り付かれて息ができない。

その半透明な何かが張り付いているおかげで、視界が青っぽく染まる。


友達に見せてもらったなんかのフェスでやってたヘドバン?みたいなのやっても全然離れない。


この間十数秒。命の危険を感じた私は最終手段というか、両手で謎のプルプルの排除にうって出る。


うって出るも……。


なんかねちゃねちゃして気持ち悪い。

つかみどころがなくて引きはがせない!


もう、プルンプルンがちぎれるとかそういうのも受け入れるつもりで抵抗してみたけど、だめだ。


これは死ぬ。


あれ、青い視界の片隅に、人影が見える。人がいる!!人じゃないかもだけど人みたいに見えるから人だ!!

助けて!!助けて!と心の中で一生懸命叫びながらその人に向かって走る。


すると、その人の方から赤く光る何かが急速接近してくる。

青みがかった風景が真っ赤に染まる。


「熱ッウウウウウウイ!!!!」


顔が熱い、尋常じゃない熱さ。

アイロンが顔についた感じ。

あまりの熱さに私は叫びながら地面に寝転び、勢いよくゴロゴロと転がる。


そして私は転がりながら息ができることに気づきハッとする。


「…息ができる」


さっきのは!?と周りを見渡すがどうやらさっきのプニプニはもう居ないようだ。

安心して胸を撫で下ろすとどこからか声が。


「大丈夫ですか〜」


少女だ、少女が走ってくる。

あの子がさっきの人影なんだろうか。


「えっと、助けてくれてありがとうございます。」


多分この子が私のことを助けてくれたんだろう。

周りに人はいないし、多分だけど。一応お礼を言っておく。


「えっ、あっはい!いえいえ!あのそれは全然いいんですが……大丈夫ですか?」


「はい、お陰様で助かりました」


「でも…顔が……。」


顔?私の顔に何かあったのかと触れてみると

鈍い痛みが。


「痛っ」


鏡がないからわからなかったけどもしかしてさっきので顔面ひどいことになってる?火傷か、1回気づくと痛みが引かないし、痛たたた。


「えっと……あの、よかったらヒールかけてもいいですか?」


「ヒール?なんですか?それ」


私はヒールが何かわからなかったけれど助けて貰った身だし、少女の目がキラキラしていたので了承した。

そして少女がヒールと唱えた瞬間、爆発音ともに私の意識は途絶えた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


次に気づいた時にはベットの上で隣にはさっきの少女が心ここに在らずという状態で座っていた。


「えーっと…あの、ここは?」


「目が覚めましたか!よかった…!実は……。」


この少女の話によると''ヒール''の魔法が暴発して怪我をしていた部分が吹き飛んだ痛みで私が失神して、病院に連れてきたらしい。


ん?魔法??吹き飛んだ!!?


聞き慣れない言葉に戸惑いながらも今の自分のからだを確認するとさっきの怪我はまるで何もなかったかのようになっている。痛みもない。


「あれさっきまで怪我してたはず…。」


「あっはい!近くを通りがかった馬車に乗せてもらったんです!」


馬車、馬車??今の時代馬車なんて使う??

考えれば考えるほど疑問が浮かんでくるが、それは置いておいて、少女の話を聞く。


「ところで、どうしてあんなところに?」


「どうしてって言われても……。」


私は言葉に詰まる。

気づいたらいたとしか……

ありのままに状況を説明しても大丈夫なものか。

目の前にいる少女は悪い人ではなさそうだけど、と改めて少女を観察する。


さっきまで色々忙しくて、よく相手の事を見てなかったけど。

よく見たら小柄でクリーム色のふわふわした髪に空色の瞳で日本人ではなさそう、服も個性的で、魔法の杖的なのもあるしそうとしか思えない。


ここは異世界かも、テレビでは何度か見た事あるがまさか自分がこうなるとは。

結構すぐに思いついていたが考えないようにしていたんだが、

その可能性が急速に上昇している。



「えっと、気が付いたらここに居て。それでちょっと記憶もあやふやっていうか……」


「そうなんですか? それは大変ですね! でも、今は川の増水でスライムが増えてて、気を付けないと危ないですよ。」


「スライム……、ですよね~。」



異世界確率がまた急上昇だ。



「見たところ冒険者でもないようですし」


彼女は燃やされてボロボロになった服を申し訳なさそうに見る。



「ええ、一般人です。今の所、家も記憶もないんですけれど。」



「……」



「……」



じゃあわたしはこれで、とか言い出されたら泣きついて保護をお願いしようかと思っていたが、さすがは命の恩人。しかもリピーター。二回目は彼女のせいでもあるけれど。



「でもその状態で今日休むところがないのは困りましたね。よかったらお小遣い稼ぎに…ギルドまで案内しましょうか?」


「……?ギルド?」


なんでも、所謂冒険者が働く為の施設で

普段はモンスターと呼ばれる害獣を倒したり雑用したりしてるらしい。


「じゃあ、ついてきてください。今日の宿代ぐらいは稼げるように出来ると思うので!」


「ありがとうございます」


本当に何もかもしてもらって申し訳ない…


「あっそうだ!」


ん?


「私の名前はイアスと言います。呼び捨てでいいですよ。

役職は回復職のクレリックで、歳は15です。」


ああそうだ、そう言えばまだ名前聞いてなかった。有難い。と言うか年下なのか…!子供が働くとは一体。

回復職とかはよく分からないけど後ででいいや。


「あっ私は佐々木ライで、歳は16です。

よろしくお願いします。」


それから病院を出て街に出るとヨーロッパの様な街並みがずっと続いている。やはり異世界らしい。

ってあれ、人?人なのかあれ?動物の耳が生えてる人とか動物の人??みたいなのが沢山いる。ハロウィンじゃないだろうに…本物?異世界って勝手に納得していたのはいいけど

実際に見てみるとなんか現実と違うところが多くて不思議だな。

そうしてしばらく歩いていると


「あっ見えてきましたよ。」


イアスはそういい、周りと比べて大きな石造りの建物を指さした。


「うわあ、大きいね。」


「さあ、入りましょう。」


そう言われ中に入ると色んな人で賑わっていて、いかにもファンタジーって感じの魔法使いとか勇者っぽい人とか色んな人がいて、楽しそう。


「あの、クエスト…を受けに来たんですが。」


いつもゲームとかで使ってる言葉でも、いざ口に出してみると恥ずかしいな。

早速クエストとやらをやってみようと思い、

聞いてみるも冒険者登録が必要らしい、

しかもお金がかかると。

まあそりゃお金はかかるだろうけど、異世界のお金なんて持ってるわけもなく。年下に金をせびる様な形になってしまった。申し訳ない。


「いえいえ!お金は後でも大丈夫ですので!」


ありがとうイアスちゃんこの借りは必ず返すね。


「ではこの魔力判定機械に手をかざしてください。」


ギルドの受付の人が微笑む。

いよいよ冒険者登録、ワクワクしながらも私はそれに手をかざす。白い光が輝いている。

魔法とか使えたりするのかな。

するとその光の下にひかれている紙に何かが書き写されていく。


「はい、もう大丈夫ですよ。えーっとうーん、ステータスはまあ普通ですね。魔力は低めですが、精神力が高めですね。最初は基本職の冒険者しかなれませんが、取り敢えず登録はこれで完了です。お疲れ様でした。」


えっこれで終わり?!一大イベントのはずなのに一瞬で終わってしまった。


「はい、冒険者登録のカードです。無くしたらまた再発行する時にお金がかかるので大事にしてくださいね。」


「わかりました、ありがとうございます。」


思ったより呆気なかったがこれで仕事が出来る。

まあアルバイトと同じような感じだよなきっと。


「わああ!無事に登録できましたね!」


「うんお陰様で、本当に何から何までありがとう。」


「じゃあクエストに行く前にパーティ、組みましょうか。」


パーティ?グループみたいな感じか。

歳は下でも経験はイアスちゃんの方が上だしありがたいけど…


「私みたいなものとでもいいんですか?素性も戦い方も知らないのに」


「全然大丈夫ですよ。」


そう言いイアスは優しく微笑んだ。

本当に優しいんだなあ。


「じゃあ、よろしくお願いします!」


「言いましたね。」


へ?今なにか低い声が


「しっかりと聞きましたよ。

これで私達ずっと一緒ですね。」


「えっうん、うん?そうだね、はは。」


きっと幻聴だろう。少し言葉が怪しく聞こえたけど

幻聴だろう。

そしてクエスト依頼書を提出して。


「では行きましょうか、ライさん!」


スライム退治のため私達はあの死にかけた草原に向かう事にし、街から1時間ほどかかるという事だったため、

行き先が同じ方向の馬車にのさせてもらうことにした。

馬って凄いな、めっちゃ速い。車ほどではないけど。

しかしさっきは殺されかけたけてヒヤヒヤしたな…。スライム退治ってスライム触ってもすり抜けちゃったし言われるがままについてきたけれどどうすればいいんだろう。


「イアス〜、そもそもスライムってなんなの?」


「あっそっか、記憶が曖昧なんでしたっけ、基本的にスライムは酸が特徴の捕食生物です。青色、紫色、赤色の3種類が居て、色が赤くなるほど魔法耐性と消化機能が強くなるんです。

青色は消化するのにかかる時間が10分ぐらいで魔法耐性はないなんですけど、紫色だと1分、赤色だと10秒ぐらいかかって魔法も無効化にしちゃうんですよ。まあここら辺はほぼ青色ですが。」


うーん…うん?ならさっき襲ってきたのも青色か!赤色だったら私の顔一瞬で溶けてたんだな……怖っ!そんなのが野放しにされてるのか……。


「説明ありがとう、倒し方……?とかも教えて貰えると嬉しいな」


「ふふん、任せてくださいスライムならどんとこいですよ。青色は炎魔法で蒸発させて弱点の石を叩き割る。紫も同様ですね魔法は効きにくいですが……赤色は出たら逃げましょう。残念ながら魔法が効かないので。」


なるほど、取り敢えず核を叩き割ればいいのか

でも私剣も持ってないし杖も持ってないんだよな……割るんだった固いもの同士でそこらの石でいいか。


「えっとイアスの魔法でスライムの弱点周りを蒸発させてもらってそのすきに私が叩き割るって感じでいいのかな。」


「いえ、私は回復担当なので。」


へ?でもさっき火の玉的なの飛ばしてたじゃん。


「えっ火の玉的なの飛ばしてなかった?」


「はい、ですがあれは基本魔法なので弱いんです。」


「えっと…じゃあほかの魔法は…?」


「いや、無いです。」


「えっとじゃあ……イアスは何を?」


「回復です!」


じゃあどうやって倒すんだろう。異世界慣れしていない私一人でスライム相手に戦うのか、さっきそれで死にかけたんだよな。いきなりだったとはいえ。でも助けて貰ったしなあ。


「わかった。じゃあ私頑張るから回復…お願いね。」


「勿論ですよ!任せてください!」


何やら嬉しそう、回復することが好きなんだろうなあ。

この世界で生きていくためにもスライムも1人で倒せるぐらいにならないと行けないし、練習にもなるからいいや。


「あっ着きましたよ!」


イアスがはしゃいだ様子で馬車を降り走りさっていった。

私も行こう。ーーーってええ!?

イアスの背中にスライムが、襲われてる。


「イアス!!!」


「ライさーん!何とかしてください、取ってください!」


スライムの色は紫色だ。さっきイアスが魔法が効きにくいって言ってたな。

やばい、イアスが溶かされる。やばいやばい。倒すにはスライムの中にある核を割るんだっけ。

焦った私は取り敢えずスライムを引き剥がそうと弱点である核を手掴みし

思いっきり引っ張った。ヌルヌルしてなかなか取れないが、頑張ればとれそう。

腕がヒリヒリする。酸が強いともう溶けるんだ。

力が足りないのか、あっこうすれば!


「イアス前に倒れて!」


「は、はい!」


イアスの前に倒れる反動と、石を後ろに引っ張る力で、スライムを何とか背中から剥がすことができた。


「うおおおおおりゃああい!!!」


私はそれをすかさず地面に投げつけた。

スライムのプニプニが邪魔して全然効いていないようだけど引き剥がせただけでも十分だ。

逃げよう。


「イアス!逃げるよ!」


逃げようとしたその時。


「私の名前はカメリア!さあ!こっちを向きなさい!」


変な人が乱入してきた。

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