鉛の家
僕は蟻です
今現在、僕の目の前で巨人がアツアツの鉛を巣に流してるところでございます
灼熱と熱風が僕を襲う
「あぁぁぁぁっぁぁああああ。ぼぐのいヴぇがぁ・・。」
僕は叫んだ・・。
でも巨人に聞こえるわけでもなく
「これめっちゃおもしろいぜ!めっちゃ燃えてる。」
「おいおい、やけどしちまうぜ?」
と巨人たちは楽しそうに流している
持ち家をなくした僕は手ぶらな状態で親戚の家へお邪魔することにしました。
距離として凡そ10mほどだと思う
巨人の足が時々私を直撃しそうになりながらも
目的地まで僕は走った
足が地面につくたび 突風が僕を襲う
そのたび草にしがみ付きながら耐えつつ一歩ずつ前にすすむ
突如僕の体が地面から離れた
「ねぇ君は何で一人なんだい?」
「楽しそうなことしてたから、ついついつかんじゃったよ!」
耳元で半笑いの声がした
つづけて言う
「あの巨人たちさ僕の家も燃やしてさ僕も一人身になっちゃったから
ついつい君をみて助けたくなっちゃってさ」
そういうと親戚の家を通りこしてしまった。
ガッチリとつかまれた手には
僕を嫌らしく触っているようで
なんか気持ち悪い感触を覚えた
「今夜の楽しみが一つ増えた。」




