↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
85/150

魔法少女の欲望

登場人物

ハルナ:どこにでもいそうな女の子と見せかけて実は魔法少女。魔法の腕輪“マジカルチェンジャー”を使って変身し、魔法の拳銃“マジカルブラスター”を使いこなす。さらに“マジカルブースター”によって高度な魔法の発動も出来る。

カーター:ハルナのパートナーであるネコのような容姿を持った妖精の男の子。持ち前の明るさと豊富な知識によりハルナの戦いをサポートする。

ミサキ:ハルナの先輩とも言える魔法少女。ハルナと同型の“マジカルチェンジャー”と魔法の杖“マジカルロッド”を駆使して戦う。

キャサリン:ハルナのパートナーでありカーターの双子の姉に当たる妖精。

サクラ:政府の組織に所属する魔法少女。ハルナの使用する物よりも高い音声を発する“マジカルチェンジャー”で変身し、魔法の自立安定一輪車“マジカルユニサイクル”を乗りこなす。

プラトン:サクラのパートナーであるカモノハシの容姿を持った妖精。冷静沈着で口数は少ない。

アオイ:かつてミサキと共に闇の力と戦った魔法少女。ハルナの使用する物よりも低い音声を発する“マジカルチェンジャー”で変身し、魔法の杖“マジカルワンド”を使いこなす。

リン:自分以外の魔法少女達を全て倒して世界で唯一の魔法少女なることを目論む魔法少女。魔法の鉤爪“マジカルクロー”を使いこなす。

ベルゼブラ:リンのパートナーである人工妖精。トラのような縞模様を持つ二足歩行のウマのような容姿をしており、両手には鋭い爪が生えている。言葉は発さず非常に凶暴な性格をしているが、リンには忠実。

ハナコ:ハルナのクラスメート。極度のお人好しであり、元気の無い人を見ると放ってはおけない性格をしている。

ブラックナイト:漆黒の鎧を身に纏いし正体不明の剣士。時折姿を現しハルナのことをサポートするが……?


クローディオ:闇の皇子。時期尚早として世界の破壊に否定的な態度を示している。

クローディア:闇の皇女。蛇腹剣“ブレーデッドウィップ”で戦う。

ソリーサ:闇の幹部。闇の魔法で世界を脅かす。

シン:闇の幹部。闇の機械で世界を脅かす。

ケミル:闇の幹部。闇の薬で世界を脅かす。

ゼノ:闇の幹部。宇宙より邪悪な意思を持つ者を呼び寄せて世界を脅かす。

 その日、ハルナは授業があるにもかかわらずに学校へは行かず、町を歩き回っていました。

 放課後、ハルナの元にハナコがやって来ました。

「ハルナちゃん……!」ハナコが言いました。

「ハナコちゃん……。」ハルナが呟きました。

「心配したよ、ハルナちゃん、学校に来なかったから。何かあったの?」ハナコが言いました。

「別に……。」ハルナが言いました。

「そんな……。遠慮せずに何でも言ってよ。何かあったんでしょ?」ハナコが言いました。「闇の力に関すること?」

「違うよ。」ハルナが言いました。「学校なんてつまらない場所にはもう行かないことにした、ただそれだけだよ。」

「どういうこと?」ハナコが言いました。

「これまで私は良い子を演じてきた。でも、これからは私のやりたいことをやって生きる。」ハルナが言いました。

「いきなりどうしちゃったの!?」ハナコが言いました。「そんなの全然ハルナちゃんらしくないよ!」

「違うね。」ハルナが言いました。「これが本当の私なんだよ。」

「ええっ……!?」ハナコが言いました。「それじゃあ聞くけど、ハルナちゃんのやりたいことって何なワケ?」

「私のやりたいこと……?」ハルナが言いました。「フフ……決まってるじゃん!」

「何……?」ハナコが言いました。

「教えないよー!」そう言ってハルナはハナコを突き飛ばして去っていきました。

「ハルナちゃん……。」ハナコが立ち上がりながら呟きました。


 その頃、ツバキの研究所でアオイとツバキが話していました。

「サクラ達は上手くやってるの?」アオイが言いました。

「さあね。」ツバキが言いました。「少なくとも上手く行ってるという話は聞いてないが……。」

「そうよね……。」アオイが変わってしまったハルナのことを思い出しながら言いました。

「ん……?」ツバキが言いました。

「いえ、ハルナに会ったのよ。」アオイが言いました。

「ほう……。」ツバキが言いました。「そんなにヒドかったのかい?」

「そこまでヒドいかって言われればそうでも無かったけど、前のハルナと全然違うというのは事実ね。」アオイが言いました。

「そこまでヒドくは無いワケか……。」ツバキが言いました。

「あんなの、まだまだカワイイものだわ!」アオイが言いました。

「だったら、これと言った対策は必要なさそうだな。」ツバキが言いました。

「どうかしらね。」アオイが言いました。「サクラとシオンの二人だけでどうにか出来るって感じでも無いかも知れないわね。」

「そりゃ大層なカワイさだな。」ツバキが言いました。

「せっかくだから私が手を回しておこうかしら……。」アオイが言いました。

「じゃあ私は引き続きベルゼブラの件に集中させて貰うとしよう。」ツバキが言いました。

「何かやってるの?」アオイが言いました。

「そんな疑いの目で私を見るな。」ツバキが言いました。「私はシオンと違って一つの問題に集中していられない。ベルゼブラの問題の解決はここの業務と並行で行わなければならないからな……。」

「大変ね。」アオイが言いました。

「心配は要らないさ。」ツバキが言いました。「世界の破滅は阻止するよ。」


 ハルナの前にサクラとシオンが現れました。

「見つけましたよ、ハルナさん!」サクラが言いました。

「サクラちゃん!」ハルナが言いました。

「サクラを攻撃したそうだな?」シオンが言いました。「何を考えている?」

「私はただ、サクラちゃんが可愛いと思って攻撃しただけですよ。」ハルナが言いました。

「何……?」シオンが言いました。

「サクラちゃんを見てると、何と言うか、苛めてあげたくなっちゃうんです。」ハルナが言いました。

「そんな……!」サクラが言いました。

「つまり、君の望みはサクラを痛めつけることなのか……?」シオンが言いました。

「うーん、違いますね。」ハルナが言いました。

「ん……?」シオンが言いました。

「確かにそれも望みですけど、一番の望みは別にあります。」ハルナが言いました。

「まさか……世界を滅ぼすつもりか?」シオンが言いました。

「違いますよ。」ハルナが言いました。

「一体何を企んでるんですか!?」サクラが言いました。

「変身!」ハルナが変身してマジカルブラスターを構えました。

 サクラは慌ててシオンの後ろに隠れました。

「くっ……!」マジカルブラスターを構えたハルナをシオンが睨みつけました。

「君がその気ならこちらも容赦しないぞ。」そう言ってシオンはマジカルテックモバイルを構えました。「変身!」

 ハルナとシオンが対峙しました。

 次の瞬間、ハルナがマジカルブラスターを下ろしました。

「ん……?」シオンが言いました。

「大丈夫、政府の皆さんが困るようなことはしませんから。約束します。ですからシオンさんはユリちゃんなりリンちゃんなりを好きに追いかけて良いですよ。」ハルナが言いました。

「何……?」シオンが言いました。

「じゃあ私にも手を出さないって約束してくれますか!?」シオンの陰に隠れながらサクラが言いました。

「無理。」そう言ってハルナはサクラに向けてマジカルブラスターを撃ちました。

 ハルナの放った魔法弾をシオンが腕で防ぎました。

「ハルナ……!」シオンが言いました。

「サクラちゃんのことは約束出来ませんが、約束は守りますよ。」ハルナが言いました。「それじゃあまた……。」

 ハルナはその場から去っていきました。

「むう……。」シオンが言いました。

「どうします?」サクラが言いました。

「サクラ、君はこの件が片付くまで身を隠した方が良い。」シオンが言いました。

「シオンさんは……?」サクラが言いました。

「ハルナの言っていることが本当であれば敢えてハルナを追う必要は無い。元凶であるユリを叩いてこの問題に一気にケリをつける。」シオンが言いました。

「ほう……そりゃ良い考えだね……!」そう言ってユリが姿を現しました。

「ユリ……。」シオンが言いました。

「久しぶりだね、シオン!」ユリが言いました。「アンタと会う日をどれだけ楽しみにしてきたか……!」

「フン……。」シオンが言いました。

「ハルナのことはこれでもう満足だ。」ユリが言いました。「そろそろ始めさせて貰うよ、復讐をね!」

「お前に我々を倒せると思っているのか?」シオンが言いました。

「ああ、やってやるとも……!」そう言ってユリがマジカルチェンジャーを構えました。「変身!」

 シオンが構えました。

「変身!」サクラがシオンの陰から出て変身しました。

 サクラとシオンがユリと戦い始めました。


 ハルナは人気の無い公園へとやって来ました。そこにはミサキが立っていました。

「ミサキさん……!」ハルナが言いました。

「ハルナちゃん……。」ミサキが言いました。

「ずっと探してたんですよ、ミサキさん!」ハルナが言いました。

「アオイから聞いたわ。」ミサキが言いました。「ハルナちゃんは私が助ける!」

「嬉しいですね!」ハルナが笑顔で言いました。「ミサキさんが私のことを見てくれてる……!」

「戦いましょう、ハルナちゃん。」ミサキが言いました。

「ミサキさんが私のことを見ていてくれるのなら、喜んで……!」ハルナが言いました。

「戦いの中であなたを救うわ!」ミサキが言いました。

「変身!」ハルナとミサキが変身しました。

「マジカルブラスター!」ハルナがマジカルブラスターを召喚してそれを撃ちました。

 ミサキは横に移動してハルナの放った魔法弾をかわしました。

「マジカルロッド!」ミサキはマジカルロッドを召喚してそれを構えました。

「ハアーッ!」ハルナがミサキに向かって走り出しました。

「マジカルボール!」ミサキがマジカルロッドの先端から魔法弾を放ちました。

「うわああっ……!」ハルナがミサキの放った魔法弾を受けて転倒しました。

「痛い……。」ハルナが地面に倒れ込んだまま言いました。

「どう、ハルナちゃん?目が覚めた?」ミサキが言いました。

「痛いですよお……!助けて……!」ハルナが言いました。

「ハルナちゃん……。」ミサキはそう呟いてハルナの傍に寄りました。

「ミサキさん……!」ハルナが言いました。

 ミサキが地面に倒れ込むハルナにマジカルロッドを突きつけました。

「ミサキさん……?」ハルナが言いました。

「まだ元に戻っていないようね……。」ミサキが言いました。

「ミサキさん、私を攻撃するつもりですか……?」ハルナが言いました。「うわ……やめて……!」

「……。」ミサキが黙ってハルナに背中を向けました。

「ミサキさん……?どうしちゃったんですか……?」ハルナが言いました。

「ハルナちゃんのこと、元に戻してあげられると思ってたんだけど……。」ミサキが言いました。「今のハルナちゃんには私の想いは届かなさそうね……。」

 ミサキがその場から立ち去ろうとしました。

 その瞬間、ハルナが立ち上がってミサキの足元に向けてマジカルブラスターを撃ちました。

「……!」ミサキが足を止めました。

「何言ってるんですか、ミサキさん!?私のこと、見ていてくれるんじゃないんですか!?」ハルナが言いました。「私の前から立ち去ろうとするなんて、許せない!」

「ハルナちゃん……。」ミサキがハルナに背中を向けたまま呟きました。

「ハアーッ!」ハルナがミサキに殴り掛かりました。

 ミサキは振り返ってハルナの拳をマジカルロッドで受け止めました。

「ミサキさん……!」ハルナが怒った様子で言いました。

「ようやく本気で戦う気になった、ハルナちゃん?」ミサキが言いました。

「私は怒りましたよ!」ハルナが言いました。

「だったらその怒りをぶつけてみて!」ミサキが言いました。「私がそれを打ち砕くわ!」

 ハルナがミサキにパンチやキックを繰り出しました。ミサキはハルナの攻撃をマジカルロッドで防ぐと後ろにジャンプしてハルナと距離を取りました。

「ハアッ!」ハルナがマジカルブラスターを撃ちました。

 ミサキはマジカルロッドでハルナの放った魔法弾を弾きました。

「マジカルボール!」ミサキが魔法弾を放ちました。

「うわっ……!」ハルナが怯みました。

「くっ……!マジカルショット!」体勢を立て直したハルナが魔法散弾を放って反撃を行いました。

 その瞬間、ミサキが消えてハルナの放った魔法散弾は後ろの柱に直撃しました。

「消えた……!」ハルナが言いました。

 ハルナがマジカルブラスターを構えながらミサキのいた場所に近づいていきました。

 次の瞬間、ミサキがハルナの後ろ上方に姿を現し、マジカルロッドを振り下ろしました。

「……!」ハルナは素早く振り返りましたが、振り下ろされたマジカルロッドを受け止めることが出来ませんでした。「うあっ……!」

 ハルナが怯みながら後退しました。

「ハアッ!」ミサキがマジカルロッドでハルナを突きました。

「うあああっ……!」ハルナが転倒して地面の上を転がりました。

「ミサキ……さん……!」ハルナがよろめきながら立ち上がろうとしました。

「これで決めるわ。」そう言ってミサキがマジカルロッドを構え直しました。

「マジカルストリーム!」ミサキがマジカルロッドの先端から魔法線を放ちました。

「うわああああああっ……!」ハルナがミサキの攻撃を受けて爆発と共に倒れ込みました。

「……。」ミサキが地面に倒れ込んだハルナを見つめていました。

「うっ……!ううっ……!」ハルナが呻き声を上げました。

「ハルナちゃん……!」ミサキが言いました。

「ミサキさん……。」ハルナが言いました。

「うっ……!ううっ……!」その瞬間、ハルナが苦しみだしました。そしてハルナと融合していたヴェノムがハルナから分離しました。


「ん……!?」マジカルメイスを片手にサクラとシオンと戦っていたユリが動きを止めました。「まさか……!?」

「ハアッ!」その瞬間、シオンがマジカルテックライフルを撃ってユリを攻撃しました。

「うああっ……!」シオンの攻撃を受けてユリが転倒しました。

「終わりだ!」そう言ってシオンがもう一度マジカルテックライフルを撃ちました。

 ユリは横に転がってシオンの攻撃をかわすと、素早く立ち上がりました。

「ハアーッ!」サクラがユリに跳びかかりました。

「ハアッ!」ユリはマジカルメイスでサクラを殴り飛ばしました。

「ハハハハハ……!」ユリが言いました。「今日はこれくらいにしておいてやるよ。次を楽しみにしてな。」

 ユリはそのまま走り出しました。

「待て……!」シオンがユリを追いかけましたが、すぐに見失ってしまいました。


 ハルナから分離したヴェノムが立ち上がりました。

「アレが……ハルナちゃんに取りついていたバケモノ……?」ミサキが言いました。

「ミサキさん……!」地面に倒れ込んだままハルナが言いました。

「任せて、ハルナちゃん!」そう言ってミサキがマジカルロッドを構えました。

「マジカルボール!」ミサキが魔法弾を放ちました。

 ヴェノムはミサキの攻撃を受けて転倒しました。

 立ち上がったヴェノムは液体になってその場から姿を消そうとしました。

「マジカルフリーズ!」ハルナが地面に倒れ込んだまま魔法冷凍弾を放ってヴェノムを凍結しました。「今です……ミサキさん……!」

「ええ、ハルナちゃん!」そう言ってミサキがマジカルロッドを構え直しました。それと同時にマジカルロッドの先端に巨大な魔法の刃が生成されました。

「マジカルエンド!」ミサキが巨大な魔法の刃を振り下ろしてヴェノムを攻撃しました。

 凍結していたヴェノムはミサキの攻撃を受けて砕け散り、そのまま消滅しました。

「ハルナちゃん。」ミサキが地面に倒れ込んだままのハルナに手を差し伸べました。

「ミサキさん……。」ハルナが気まずそうにしながらもミサキの手を掴んで立ち上がりました。

「私……。」ハルナが言いました。「ゴメンなさい……!」

「大丈夫よ、ハルナちゃん。」ミサキが優しい声で言いました。「全部、あのバケモノのせいだわ。」

「ミサキさん……。」ハルナが言いました。

「これからも、世界の平和の為に力を合わせましょう。」ミサキが言いました。

 こうしてこの日もハルナは仲間と共に世界の平和を守ったのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。