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鬼の珍宝を見て来ました

最近、息子の園用制服のボタンがよくもがれます。

クラスメートの〇〇君のマイブームらしいのですが、是非止めて頂きたいと思っている梨鳥です。

梨鳥の可愛い可愛いボクちゃんにそんな事するガキは今度とっ捕えて、前開きのブラウスを力づくで全開させて全ボタンをぶっとばしてやりたいですが、大人なのでしません。


さて、結構前に友人から、桃太郎神社という神社があって、本物の鬼のチン砲が奉納? されているらしい。という胸躍る情報を仕入れたので、家族で行ってきました。

発祥の地と言えば、旦那が岐阜県民なのですが、ちょっとクレイジーです。

「浦島太郎が玉手箱を開けた場所は長良川の河原」とか「桃太郎発祥の地は岐阜」とか言います。

欲張り過ぎではないでしょうか?

浦島太郎に関しては、どうしても海だと思うのですが……それとも、「岐阜県民」ではなく旦那だけが言っているのでしょうか? 

しかし、桃太郎神社があるのは我らが愛知県です。

……なにがなんだかわからない。


現地はとてもさびれた神社でした。(あれ神社なの? 神社ってアミューズメントも兼ねるの?)

なんて言うか、多分夜は心霊スポットです。

お出迎えは鳥居の前に膝をつく猿の人形があります。

猿にしては「お」と思う位に大きい像です。周りにはキジとかもいましたが、皆立派な鎧を着ていました。大きさが、やたらと気になった梨鳥です。どれも微妙に大きいのです。


階段がダーッとあったのですが、中休みの所にまた鳥居が確かあって、そこに「今まさに生まれました!」という桃太郎がおったのですが、なんてゆうか、生々しい裸体な上にやたら猿同じく、赤子というには「お」という位大きいのです。

顔も愚鈍そうな顔で、髪は黒髪、眉毛から5センチ程上で真っ直ぐな前髪がぺったりと張り付いているといった具合の裸の男児像が、桃の割れ目から仁王立ちで晴れ晴れと万歳をしております。


……まぁ、お前が良いならいいけどな、と思いました。


赤子時代があれですから、成人した桃太郎も歌舞いてました。

田舎の前髪真ん中分けのオッサンが白いどうらんを顔に塗った感じです。

所々で、日の丸のついた扇子を振りかざして宝を持ち帰っていたり、ひな壇? で日本一の旗を掲げ踏ん反り返っておられました。


……まぁ、お前がいいならいいけどな、と思いました。


おじいさん、おばあさんもおられましたが、どうでもいいですね☆なんか働いていた様な気がします。

で、鬼です!

鬼も人形がたくさん立っていました。大きくて、子供は泣きました。

……が、入り口からストーリーになっているのでしょうか?

あまり意図が掴めなかったのですが、段々鬼が可哀想な鬼だらけになっていきます。

深々とひれ伏して『もう悪い事しません。この涙を見て下さい』と看板を後ろに立てていたり、めっちゃ泣いてるヤツや、仰向けに「ひゃあ~」と言った具合に倒れかけている?のもいました。

進むにつれ、鬼の怯え方が半端なくて、なんだか弱い者いじめをしている気分……。

しかし、「お前は反省していないだろ」という鬼もいました。


ソイツは四つん這いになっている鬼でした。

この鬼はピンク色で、首に『優しい鬼です。背中へどうぞ!』とプラカードをぶら下げています。

顔が、もう、蹴って欲しくて……イヤ、乗って欲しくて(あ、あれ? どっちにしろ……)たまらない顔をしているんです。角が猫耳みたいで厭でした。

滅多に動揺しない旦那も「お」とちょっと引いていました。

写真を載せれればいいのに!!

なんというか、黒目が上向いていて、どろんとした目をして何が嬉しいのか幸せそうに微笑んでいます。

ドMです。どMの顔でした。縞々パンツを穿いていますが、肉厚そうなおケツがまた気持ち悪いです。

コイツは「改心」など初めから利用するつもりだったのでしょう。

桃太郎にいたぶられたいがために、鬼ヶ島への道のりを教えたりとかしたんじゃないでしょうか。

罰せられるべき悪を見つけましたが、どうも罰したくなくなる強敵です。

ポーズも色も表情も、この神社建設に関わった何者かの強烈なフェチを感じました。

さてさて、予想外の奇想天外ぶりに戸惑いつつ、メインの鬼のチン砲(珍宝)(ち〇こ)を展示してある小屋へ入り、さっそく拝見……。

ファンタジーなサイズでした。

小人がギリ住めるんじゃないでしょうかね。

しかしですねぇ……梨鳥の中の鬼はこんなもんじゃなかったんで、ちょっとがっかりしていたら、

「膨張率が凄いのかも知れない」

と多分同じ理由でがっかりしていた旦那が同類の情けを感じたのかそっと呟いていました。

楽しかったです。是非。




梨鳥の文章力ではくやしいですが、あのアバンギャルドさはお伝えしきれません。

是非、お近くに住んでいる方、愛知県へお越しの際は、行ってみてください。

ネットで「桃太郎神社」で出てくると思います!!


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