魔女の秘密を見て来ました①
魔女。
ファンタジー好きを魅了する不滅の存在。
魔女に関わるもの全てが、ファンタジー!!!!!
と、いうワケで『魔女の秘密展』という展示会へ行って参りました。
梨鳥のまわりはあまりファンタジーに興味の無い人たちばかりなので、一人で行って来ました。
そもそも、展示を人に合わせて鑑賞する気なんて更々ないのであります!
旦那に「頼む! 一日時間をくれさい!」とお願いしたところ、
「何をそんなに観に行きたいの? あ、どうせバケモノの子とか観たいんだろ」
と言われたのですが、メンゴ。この前チビたちともう観ました。
上の娘は「ばけもの怖い」とハンカチで顔を覆ってしくしく泣き出し、下の子は他作品の予告で寝ました。
梨鳥も、後半寝ました。
オモシロカッタよ。
「ちがわい、『魔女の秘密展』に行きたいんだがんね」
と言うと
「は……? 魔女……?」
と少し引かれました。
結婚するまで、彼は梨鳥がまさかそういうのに興味があったり、漫画大好きだったり、小説ガールとは思っていなかった様ですが、残念だったな!!
軽くオタクだよべろべろバー!!UMAは存在する!!
これは別に隠していた訳では無くて、社会人になってから下界(ビッチ界)の楽しさに夢中になっていたのが原因で、結婚して落ち着いたらまた「やっぱコレだよね」と収まる鞘に収まったワケであります。
そうなると、服や靴やアクセサリーや美容につぎ込んだもろもろの金返せビッチ界め、あと、ボーナス返せブランドバックめ、貴様何も入らんがね!いう気分です。
いいです。授業料としてくれてやる。
なので梨鳥が語る漫画や小説やゲームは十年くらいの時を得て蘇っております。
間十年くらいは、結構空白です。
大幅に話が逸れましたが、大体こんな感じで進行したいと思います。
そんなこんなで、「何考えてるんだコイツ」という顔の夫と「パパ、プール行こうプール!ギャース!」と騒ぐチビを置いて、ルンルンで行って来ました。「いい旦那だなぁ」BY梨鳥
この展示会ですが、展示ごとにガイドアナウンスサービスがあるのです。
是非とも利用したかった梨鳥ですが、その為にはとんがり帽子を被らねばならないとの事。
……どうしますか?
独り、ですよ?
いい年した、BBAですよ?
しかしですね、迷ったらイケ、であります。
黒いとんがり帽子を被ってあらゆる展示に身を乗り出してBBAは楽しんで来ました。
魔女の歴史から、魔女にまつわる不思議なアイテムの数々、六芒星の秘密や、薬に使われたという人の頭がい骨のミイラ。これは粉末にして飲むらしいですが、とても味が悪く、その上胸やけがするとの事です。
良い薬が無く、病気が萬栄していた時代、藁にも縋る気持ちで飲んだのでしょう……。と、いった流れで展示が続きます。……楽し過ぎる!!!!!もっと!もっとプリーズ!!となっている所に、帽子を被っていないのにアナウンスサービスを楽しんでいる来場者がちらほらいる事を発見しました。
「ちょ、なんでですか? 帽子は?」
と帽子を被ったBBAが若いカップル(どうせキャー怖いとかやりに来たんだろ帰れ帰れ!)に聞いてみたところ、
「え、てゆーか、帽子無しバージョンの方が普通なんすけど」
「でも、アナウンスって帽子無かったらどう聴くのさ」
ぺったんこの黒髪の彼女が「プッ」と吹き出しました。
「おねーさん」(←よし、褒めてつかわす)
「おねーさん、ヘッドホンつけてますよね? 音はそこからですよ」
な、なんだってーーーー!?
ほんとだ。帽子からだと思ってました。
そうだよね、ヘッドホンしてるもんね、音はヘッドホンからだよね!!
「え、え、じゃあこのトガンリ帽は……」
動揺してとんがり帽子をトガンリ帽っていっちゃったBBAに、カップル爆笑。
「マジおかしい~脱いでも聴けますよ~!」
「そうなのね、そうなのね。(落ち着け、貴様はマキバオーか)あ、ありがとう」
とお礼を言って、そそくさと彼らから離れました。
カップルもいきなりのBBAの乱入、一人カオス舞台を見せられてさぞ迷惑だった事でしょう。
メンゴな。
さて、別にとんがり帽子を被っていなくてもアナウンスサービスが受けられる事が発覚したところで、今日はお終いにします。
『魔女の秘密展』感想は次回です。
すみません。だって、長くなってしまうから、すみません。